Breakout Prop
ブレイクアウト・プロップ
暗号資産ネイティブのプロップファーム。ロゴに「powered by kraken」と掲げており、ファンド段階の運営主体はPayward Oceanic Ltd(POL)=Krakenの持株会社 Payward のグループ会社です。サイト運営は Breakout Trading Group, LLC(デラウェア)。公式は「ローンチ以来 $60M 超をトレーダーに支払い済み」「160か国以上」と公表し、支払い実績を公開リーダーボードで常時開示しています。商品は1ステップの3プランだけとシンプルで、一貫性ルール・最低取引日数・期限・ニュース制限・1トレードあたりのリスク上限がいずれも存在しません。ルールは「日次損失」と「最大ドローダウン」の2本のみ。取引はBTC・ETH・SOLなど63銘柄。非暗号資産は XYZ100(Nasdaq100)・S&P500・原油・銀の4つだけで、ゴールド(XAUUSD)もFXの通貨ペアも一切ありません(2026年9月18日に公式ヘルプで確認)。MT4/MT5には対応しておらず、独自の Breakout Terminal と DXtrade の2択です。
Trustpilot4.71,096件のレビューユーザー利用データ
全プラン一覧
プラン比較
1-Step Classic
1-Step Pro
1-Step Turbo
メリット・デメリット
+メリット
- ✓一貫性ルール・最低取引日数・取引期限・ニュース制限・1トレードあたりのリスク上限が、いずれも存在しない。公式ドキュメントに「There is no profit cap, consistency rule, risk per trade rule, anti-gambling rule, or other artificial restrictions」と明記されている
- ✓最大ドローダウンが静的。開始残高の固定%(Classic 6% / Pro 5% / Turbo 3%)に設定され、口座が伸びても一切動かない
- ✓ルールが日次損失と最大DDの2本だけ。マージンコールもロスカット水準も無く、判定は自動化されていて主観が入らない
- ✓出金はオンデマンドで24/7。最低$50(分配後)、USDC(Ethereum ERC-20)で送金され、公式は「多くは数時間以内に処理」と案内
- ✓1ステップのみで、目標に到達した瞬間に自動でファンド口座へ昇格する。建玉を持ったままでも昇格する
- ✓週末・オーバーナイト・祝日の持ち越しがすべて可。暗号資産市場は24/7で動くため強制決済の条項自体が無い
- ✓日本は制限国リストに含まれていない(対象は制裁対象の23か国+ウクライナ3地域のみ)
- ✓Trustpilot 4.7 / 1,096件でレーティング停止なし(★5が91%、★1が3%)。プロフィールは2023年12月取得済み
- ✓支払い実績を公開リーダーボードで開示。首位は生涯$678,949(2026年7月時点)
- ✓参加費は一度きりで、失格しても追加請求や損失の負担は一切ない
- ✓暗号資産での支払いに対応。スマホアプリ(iOS/Android)でDD残量の確認と出金申請ができる
-デメリット
- ✗⚠️ 取引手数料が明示的にかかる。片道0.04%(4bp)・往復0.08%(8bp)をポジションの想定元本に対して課金し、評価段階にも適用されます。さらに建玉1つあたり日次0.033%のスワップ。Trustpilotの低評価レビューで最も多いのがこの手数料への不満です
- ✗⚠️ レバレッジを使うと手数料がDDを直撃する。レバ10倍で想定元本$1Mのポジションを建てると往復$800=$100K口座の0.8%。Classic の最大DD6%は、フルレバの往復8回ぶんの手数料で消える計算になります
- ✗⚠️ MT4/MT5に対応していない。独自の Breakout Terminal か DXtrade のみで、MT系のEAをそのまま載せることはできません。アルゴ取引自体は禁止事項に名指しされていませんが、実行環境を自前で用意する必要があります
- ✗⚠️ 規約に重い開示がある。ファンドトレーダーは口座もポジションも所有せず、POLは提出されたトレードアイデアを「(i) 外部に発注せず内部の帳簿記帳として仮想的に損益計算する」か「(ii) 自己勘定として実際に執行する」かを裁量で選べ、トレーダー側からはどちらか分からないと明記されています
- ✗⚠️ 同じ規約で利益相反も明示されています。POLは第三者から対価を受け取ることがあり、それはトレーダーに分配されない。加えて「評価に落ちて買い直すたびにBreakoutは手数料を得る」ため利益相反が存在しうる、と自ら書いています
- ✗⚠️ 判定はすべてエクイティ基準(含み損益込み)。公式も「決済しなければ失格しないという誤解」を名指しで否定しており、含み損だけで口座が飛びます
- ✗日次損失の再計算は0030 UTCの「残高」基準。含み益を持ち越しても枠は増えず、含み損を抱えたまま日をまたぐとその分だけ余白が削られます
- ✗失格は即時かつ永久で、リセットも返金も一切ありません(「ソフト違反」という概念が無いと明記)
- ✗禁止事項に「再現が難しい、あるいは再現時に過大なリスクを伴う戦略」という裁量条項がある
- ✗「評価突破を謳って売られている第三者製・既製の手法」の使用が禁止。市販のシグナルやコミュニティのアイデアをそのまま執行するのも不可
- ✗同一世帯・同一端末・同一IPからの複数口座運用と、口座をまたぐヘッジ(相関資産を含む)が禁止
- ✗合算上限が$200Kと小さい。Classic は$100Kまでしか買えない
- ✗日本語サイト・日本語サポートなし。出金はUSDC(ERC-20)のみで、法定通貨での受け取りはできない
- ✗⚠️ ゴールド(XAUUSD)が無い。非暗号資産は XYZ100(Nasdaq100)・S&P500・原油・銀の4つだけで、金・FX通貨ペア・日経225・ダウ30はいずれも非対応。銀はあるのに金が無い構成なので、貴金属を主戦場にしている人は対象外です
取引ルール
!禁止事項
- ✗価格・プラットフォームのエラーやレイテンシーの悪用
- ✗非公開情報・インサイダー情報の利用
- ✗他所で出した注文のフロントランニング
- ✗評価突破を目的として売られている第三者製・既製の手法の使用
- ✗評価通過後の戦略変更
- ✗自分のデモ口座と、他のBreakout口座や第三者口座との間でのアービトラージ
- ✗再現が難しい戦略、または再現時に過大なリスクを伴う戦略(裁量条項)
- ✗第三者のトレードアイデアの執行(シグナル・コミュニティ・SNS・リサーチレポートを含む)
- ✗口座アクセスの共有/同一世帯・同一端末・同一IPからの複数口座運用
- ✗口座をまたぐヘッジ(同一資産・相関資産の反対ポジションを含む)
- ✗Breakoutと取引所・マーケットメイカーとの関係を損なう取引/規制上の問題を生じさせる取引
- ✗※ マーチンゲール・グリッド・HFT・ニューストレードは禁止事項に名指しされていません
✓許可されている取引
対応プラットフォーム
よくある質問
ゴールド(XAUUSD)は取引できますか?
できません。 公式ヘルプの非暗号資産の一覧は「XYZ100, S&P500, Crude Oil, and Silver」の4つだけで、ゴールドは含まれていません。銀(Silver)はあるのに金が無いという構成なので、「銀があるなら金もあるだろう」と読まないでください。FXの通貨ペア・日経225・ダウ30も同様に非対応です。残り59銘柄はすべて暗号資産(BTC・ETH・SOLなど)。なおXYZ100 だけが Breakout Terminal と DXtrade の両方で取引でき、S&P500・原油・銀は Breakout Terminal 専用です。ゴールドを回したい場合は MT5 を持つ他社を選んでください。
EA(自動売買)は使えますか?
MT4/MT5に対応していないため、MT系のEAをそのまま載せることはできません。プラットフォームは独自の Breakout Terminal(Web/iOS/Android)と DXtrade の2択で、両者はルール・レバレッジ・禁止事項がすべて同一と公式が明言しています(違いは見た目とスワップの課金方法だけ)。一方でアルゴリズム取引そのものは禁止事項に名指しされていません。ただし「評価突破を謳って売られている第三者製・既製の手法」と「第三者のトレードアイデアの執行」は明確に禁止なので、市販のbotを買って回す運用は不可です。自作アルゴをAPI経由で動かせるかは公式ドキュメントに記載が見当たらないため、購入前にサポートへ確認してください。
ドローダウンはどう判定されますか?
日次損失と最大ドローダウンの2つがあり、どちらもエクイティ(含み損益込み)で判定されます。最大DDは静的で、開始残高の固定%(Classic 6% / Pro 5% / Turbo 3%)に設定され、口座がいくら伸びても動きません($100K の Classic なら永久に $94,000)。日次損失は毎日0030 UTCに、その時点の「残高」から3%を引いてその日の失格ラインを作ります。公式は「決済しなければ失格しないというのは誤解」と名指しで否定しており、含み損だけで口座は飛びます。
日次損失の再計算に含み損益は影響しますか?
再計算の基準は「残高」なので、含み損益は反映されません。公式の例では、残高$101,000・含み益+$5,000(エクイティ$106,000)の口座でも、0030 UTC時点の失格ラインは $101,000−3% = $97,970 になります。つまり含み益を持ち越すとエクイティ側に余白が乗る一方、含み損を抱えて日をまたぐとその分だけ実際に使える枠が削られます。ロールオーバーをまたぐ設計のときはここを計算に入れてください。
3つのプランはどう選べばいいですか?
目標÷最大DDで見ると性格がはっきり分かれます。Classic は 10%÷6% = 1.67倍、Pro は 12%÷5% = 2.4倍、Turbo は 9%÷3% = 3.0倍。数字の上では Classic が最も通しやすく、Turbo が最も厳しいにもかかわらず、価格は Classic が最も高く Turbo が最も安い、という素直な値付けになっています。とくに Turbo は最大DD3%が日次3%と同じなので、悪い1日が来た時点で口座ごと終わる可能性があります。口座サイズあたりの単価だけで Turbo を選ぶと、この点で足をすくわれます。
出金はどうなっていますか?
オンデマンドで24時間365日、サイクルも承認待ちもありません。最低額は分配後$50で、USDC(Ethereum ERC-20)で指定ウォレットに送金されます。公式は「多くのリクエストは数時間以内に処理」と案内しており、ファンドになった当日に初回出金が可能とも明記しています。法定通貨での受け取りはできません。分配は標準80%で、購入時のチェックアウトでのみ90%へアップグレードでき(永久・後から変更不可)、アップグレード料は本体価格のちょうど20%増しです。
日本から使えますか?
使えます。公式ヘルプの対象外国リストは、アフガニスタン・ベラルーシ・ミャンマー・カンボジア・中央アフリカ・キューバ・コンゴ民主共和国・エチオピア・エリトリア・ハイチ・イラン・イラク・レバノン・リビア・ニカラグア・北朝鮮・ロシア・ソマリア・南スーダン・スーダン・シリア・ベネズエラ・ジンバブエの23か国と、ウクライナのクリミア・ドネツク・ルハンスクの3地域のみで、日本は含まれていません。公式は160か国以上に対応と公表しています。ただし日本語サイト・日本語サポートはありません。
運営は信用できますか?
Kraken(Payward)グループという裏付けがあります。ロゴに「powered by kraken」と掲げ、ファンド段階の運営主体は Payward Oceanic Ltd、フッターには Kraken・Kraken Pro・xStocks・NinjaTrader・CF Benchmarks など Payward グループのブランドが並びます。Trustpilot は4.7 / 1,096件でレーティング停止なし(★5が91%)。支払い実績は$60M超と公表され、公開リーダーボードで生涯受取額が確認できます。ただし規約の開示は必ず読んでください。トレードアイデアが実際に市場へ流されるとは限らず、内部の帳簿記帳として仮想的に損益計算される場合があること、そして「評価に落ちて買い直すほどBreakoutが儲かる」という利益相反を、会社自身が明記しています。
取引手数料はいくらですか?
片道0.04%(4ベーシスポイント)、往復0.08%(8bp)です。公式のプログラムルールに「calculated using the notional size of the position」と明記されており、口座残高ではなくポジションの想定元本に対してかかります。さらに建玉1つにつき日次0.033%のスワップ。課金方法は端末で異なり、DXtrade は1日1回(0000 UTC時点の建玉に対し0025 UTCに引き落とし)、Breakout Terminal は4時間ごとに6回(1回あたり約0.0055%)に分割されます。手数料は評価段階から適用され、口座のデモ残高から差し引かれる=そのまま利益目標とDDに効きます。公式は「Bybitのテイカー手数料に合わせている」と説明しています。
手数料はどれくらい効きますか?
レバレッジを上げるほど致命的になります。手数料は想定元本基準なので、$100K口座でレバ10倍(想定元本$1M)のポジションを建てると、往復1回で$800=口座の0.8%です。Classic の最大DD6%=$6,000は、フルレバの往復7〜8回ぶんの手数料でしかありません。等倍(想定元本$100K)なら往復$80=0.08%まで下がるので、レバレッジと回転数を抑える設計が前提になります。Trustpilotの低評価で最多の不満がここで、「手数料$18に対し純益$57.93(本来は約$75)」という具体的な報告もあります。スキャルピング寄りの戦略ほど相性が悪くなります。
API やアルゴリズム取引はできますか?
公式ルールブックには一切記載がありません。2026年9月16日に公式の Program Rules 全文を検査したところ、API・bot・automated・algorithmic・Expert Advisor・HFT・スキャルピングのいずれの語も出てきません。ヘルプセンターの「Breakout Terminal」「Trading Platform」コレクションにもAPI関連の記事は存在しませんでした。つまり公式に許可も禁止もされていない状態です。一方で禁止事項には「評価突破を謳って売られている第三者製・既製の手法」と「第三者のトレードアイデアの執行」が入っているため、市販botを買って回すのは明確に不可。自作アルゴをAPI経由で動かせるかは、第三者レビューに「APIで接続できる」という記述があるものの公式の裏付けが取れていません。自動化を前提に買うなら、購入前にサポートへ書面で確認してください。
Fintokei と比べてどうですか?
ルールの少なさでは Breakout、器の広さと日本語対応では Fintokei です。Breakout は一貫性ルールも最低取引日数も1トレードのリスク上限も無い代わりに、最大DDが3〜6%と狭い。Fintokei は最大DD10%(初期資金基準の静的)と器が広く日本語で完結しますが、含み損が残高の3%を超えると違反という上限があり、これは同時に開いている全ポジションの合計に効きます。扱う市場も暗号資産とFXで別物です。詳しくはBreakout Prop と Fintokei の比較記事にまとめました。