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Breakout Prop と Fintokei はどちらを買うべきか|「器が狭くてルールが無い」対「器が広くてルールが多い」

公開日: 2026/9/16更新日: 2026/10/9

※ 本記事は2026年9月16日に両社の公式サイト・ヘルプセンターで実測した内容です。投資助言ではありません。ルール・価格は頻繁に更新されるため、購入前に必ず各社公式サイトでご確認ください。

Breakout Prop は Kraken(Payward)グループの暗号資産プロップファームです。当サイトに掲載している他社とは器の作りが違うので、日本で一番選ばれている Fintokei と正面から並べてみました。

先に面白い一致を挙げます。参加費の口座サイズ比がほぼ同じです。

Code
Breakout 1-Step Pro $100K $545 → 口座の 0.545%
Fintokei ProTrader 2,000万円 ¥109,800 → 口座の 0.549%

ほぼ同率。それでいて中身は正反対でした。

結論:先に答え

Breakout PropFintokei
市場暗号資産(63銘柄)。非暗号資産は XYZ100・S&P500・原油・銀の4つだけで ゴールドは無いFX・CFD(ゴールドあり)
ステップ1ステップのみ2ステップ(ProTrader)ほか
利益目標9% / 10% / 12%(プラン別)8% → 6%(合計14%)
最大DD3% / 5% / 6%(静的・開始残高基準)10%(静的・初期資金基準)
日次損失3%(0030 UTC の残高から再計算)5%(UTC 0時の有効証拠金基準)
含み損の上限なし残高の3%(全建玉の合計に適用)
一貫性ルールなし既定なし(出金時に40%が課されることあり)
最低取引日数なし3日
ニュース制限なしなし
分配80%(購入時のみ90%へ、+20%の費用)80%
出金オンデマンド24/7・最低$50・USDCサイクルあり・円で受取可
取引コスト片道0.04%・往復0.08%(想定元本基準)+日次スワップ0.033%スプレッド(明示的な手数料なし)
プラットフォーム独自ターミナル / DXtrade(MT4/MT5なし)MT5 / TradingView
EAMT系EAは載せられない自作EAのみ可(市販は不可)
日本語なしサイト・サポートとも対応
Trustpilot4.7 / 1,203件(停止なし)—

「ルールが少ないほうがいい」だけで選ぶと外します。 Breakout のルールの少なさは、器の狭さとセットで売られているからです。

先に確認:Breakout にゴールドは無い

比較の前に、多くの人が前提にしている銘柄の話をしておきます。

Breakout の63銘柄はほとんどが暗号資産で、非暗号資産はこの4つだけです(2026年9月18日に公式ヘルプで確認)。

銘柄Breakout TerminalDXtrade
XYZ100(Nasdaq100)⚪️⚪️
S&P500⚪️✕
原油⚪️✕
銀⚪️✕

"XYZ100, S&P500, Crude Oil, and Silver."

ゴールド(XAUUSD)はありません。 FXの通貨ペアも、日経225も、ダウ30も同様に非対応です。

ここで注意してほしいのは、銀はあるのに金が無いという点です。この並びは珍しいので、「銀が載っているなら金もあるだろう」と読み飛ばしやすい。日本で最も取引されている銘柄がまるごと無いので、金を主戦場にしている人にとっては、以下の比較そのものが不要になります。

違いの本質は「目標 ÷ 最大DD」

プロップ口座の通しやすさは、目標を最大DDで割った値でだいたい決まります。1しか稼げない器で2を要求されたら、その分だけ難しい。

プラン目標最大DD目標÷DD
Fintokei ProTrader フェーズ18%10%0.80
Fintokei ProTrader フェーズ26%10%0.60
Breakout 1-Step Classic10%6%1.67
Breakout 1-Step Pro12%5%2.40
Breakout 1-Step Turbo9%3%3.00

Fintokei は器のほうが目標より大きく、Breakout は目標のほうが器より大きい。 しかも Fintokei は2ステップなので、フェーズ1を通ればDDが10%ぶん作り直されます。Breakout は1ステップの一本勝負で、作り直しはありません。

同じ参加費率で買えるのに、数学的な難易度はまったく別物です。Breakout の「ルールが無い」は、通しやすさと引き換えに得ているものだと理解してください。

Fintokei の3%は「1回の上限」、Breakout Turbo の3%は「一生分の上限」

ここが一番の対比です。どちらも「3%」という数字が出てきますが、意味がまったく違います。

Fintokei の3%は、同時に開いているポジションの含み損の上限です。銘柄も方向も問わず合計に効きます。つまり1回の勝負で3%より深く沈んではいけないという制約で、口座全体としては最大10%まで負けられます。3%の勝負を3回外しても、まだ口座は生きています。

Breakout Turbo の3%は、口座の最大ドローダウンそのものです。ここに触れたら終わりで、作り直しはありません。しかも日次損失も3% なので、悪い1日がそのまま口座の寿命になります。

Code
Fintokei 1回あたり3%まで沈める / 累計10%まで負けられる
Breakout T 1回のリスクに上限なし / 累計3%で終わり

リスク量を縛られるのが嫌なら Breakout、負けられる総量が欲しいなら Fintokei、という分かれ方をします。「ルールが無いほうが自由」と感じる人ほど、Turbo の3%の意味を取り違えます。

なお Breakout でDDの余裕を優先するなら Classic(6%)です。ただし価格は $100K で $800(0.80%)と Fintokei より5割高くなり、同時に目標も10%に上がります。Breakout の中では「器を買うと高くつく」構造になっています。

判定はどちらもエクイティ、日次の作り方だけ違う

両社とも含み損益込みのエクイティで判定します。Breakout は公式ドキュメントで「決済しなければ失格しないというのは誤解」と名指しで否定しており、含み損だけで口座は飛びます。Fintokei も3%ルールは含み損に対する制約です。

違うのは日次の作り方です。

Breakout は毎日0030 UTCに、その時点の「残高」から3%を引いてその日の失格ラインを作ります。ここが残高基準なので、含み益を持ち越しても枠は増えません。公式の例では、残高$101,000・含み益+$5,000(エクイティ$106,000)の口座でも、ラインは $101,000−3% = $97,970 です。逆に含み損を抱えて日をまたぐと、その分だけ実際に使える余白が削られます。

Fintokei の日次5%はUTC0時の有効証拠金基準です。Breakout より2ポイント広く、基準もエクイティなので、日をまたぐ設計にはこちらのほうが素直です。

見落としやすい差:Breakout は手数料が明示的にかかる

ここが実は一番大きい差かもしれません。Breakout は取引手数料を別建てで取ります。

公式のプログラムルールに、こう書かれています。

"Our trading fees are 0.04% per side. This is equivalent to 4 basis points/side = 8 basis points per round trip... This is calculated using the notional size of the position."

片道0.04%・往復0.08% で、しかも口座残高ではなくポジションの想定元本に対してかかります。加えて建玉1つあたり日次0.033%のスワップ(DXtrade は0000 UTC時点の建玉に対し0025 UTCに1回、Breakout Terminal は4時間ごとに6分割)。これらは評価段階から適用され、デモ残高から差し引かれる=そのまま目標とDDに効きます。

想定元本にかかるので、建てる量が大きいほど1往復の額も大きくなります。

想定元本往復手数料$100K口座に対してClassic のDD6%を何回で使い切るか
$100K(等倍)$800.08%75回
$500K(5倍)$4000.40%15回
$1M(10倍)$8000.80%7.5回

想定元本$1Mの往復を8回くり返すと、手数料だけで Classic の最大DD6%に届きます。目標10%=$10,000に対して、1回の往復が$800というのは無視できる数字ではありません。

重くなる原因はレバレッジではなく、ストップの狭さと回転数

ただし、この表は1往復の手数料を口座の大きさと比べたものです。見るべきは、1回のトレードで取るリスクに対して手数料が何割か です。

手数料は「想定元本 × 0.08%」、1回のリスクは「想定元本 × ストップ幅」です。割り算すると想定元本が消えて、次の式になります。

Code
手数料 ÷ 1回のリスク = 0.08% ÷ ストップ幅
ストップ幅手数料はリスクの何割か$100K口座で1回$1,000(1%)を張るときの想定元本往復手数料
1%8%$100K$80
0.5%16%$200K$160
0.3%約27%約$333K約$267
0.1%80%$1M$800

レバレッジを何倍にしても、この割合は変わりません。 同じ$1,000のリスクでも、ストップ幅1%なら手数料は$80、0.1%なら$800です。上の表の「想定元本$1M」は、1%のリスクで張るならストップ幅0.1%の取引だということです。手数料を重くしているのは、狭いストップと回転数です。

なので Breakout でも、サイズは規約の上限(日次3%・静的な最大DD)まで取ってかまいません。 そのうえでストップを広めに置き、回数を絞って、手数料を1回のリスクの小さな割合に収めます。

Fintokei 側にこれに相当する明示的な手数料はなく、コストはスプレッドに含まれます。「参加費の比率がほぼ同じ」という冒頭の一致は、取引コストを入れると崩れます。

これは推測ではなく、実際の不満としても現れています。Trustpilotの低評価レビューで最も多いテーマがこの手数料で、「手数料$18に対して純益$57.93(本来なら約$75のはず)」という具体的な報告もありました。スキャルピングや高回転の戦略ほど、Breakout では不利になります。

なお公式はこの料率を「Bybitのテイカー手数料に合わせている」と説明しています。暗号資産取引所の実勢に寄せた結果であって、不当に高いわけではありません。FXのプロップと同じ感覚で回転数を上げると事故る、という理解が正しいです。

EA を回すなら、この比較は成立しない

Breakout には MT4/MT5 がありません。 独自の Breakout Terminal(Web / iOS / Android)と DXtrade の2択で、両者はルール・レバレッジ・禁止事項がすべて同一と公式が明言しています(違いは見た目とスワップの課金方法だけ)。

アルゴリズム取引そのものは禁止事項に名指しされていません。ただし禁止リストには、

  • 評価突破を謳って売られている第三者製・既製の手法
  • 第三者のトレードアイデアの執行(シグナル・コミュニティ・SNS・リサーチレポートを含む)

が入っているので、市販のbotを買って回す運用は不可です。

自作アルゴをAPIで動かせるかについては、公式ルールブックを全文検査したところ、API・bot・automated・algorithmic・Expert Advisor・HFT のいずれの語も出てきませんでした(2026年9月16日時点)。ヘルプセンターの「Breakout Terminal」「Trading Platform」コレクションにもAPI関連の記事はありません。つまり許可も禁止もされていない空白地帯です。第三者レビューには「APIで接続できる」と書いているものもありますが、公式の裏付けは取れていません。自動化前提で買うなら、購入前にサポートへ書面で確認してください。

Fintokei 側も市販EAは不可で、自作か自分でパラメータを詰めたものに限られます。ただしMT5で動くぶん、手持ちのEAをそのまま載せられるのは Fintokei だけです。EA運用が前提なら、この比較は Fintokei の不戦勝になります。

規約の開示は Breakout のほうが踏み込んでいる

Breakout は規約に、他社があまり書かない内容を明記しています。

  • ファンドトレーダーは口座もポジションも所有しない
  • 運営(Payward Oceanic Ltd)は提出されたトレードアイデアを、(i) 外部に発注せず内部の帳簿記帳として仮想的に損益計算するか、(ii) 自己勘定として実際に執行するかを裁量で選べる。トレーダー側からはどちらか分からない
  • 運営は第三者から対価を受け取ることがあり、それはトレーダーには分配されない
  • 「評価に落ちて買い直すたびにBreakoutは手数料を得る」ため利益相反が存在しうる、と自ら記載

これは Breakout が特別に不利というより、プロップという業態の実態を明文化していると読むべきです。Fintokei も口座は明示的にデモ環境だと説明しています。どちらも「あなたの注文が市場に流れている保証はない」 点では同じで、Breakout はそれを規約で先に開示している、という違いです。

むしろ評価材料は実績側にあります。Breakout は支払い実績$60M超を公表し、公開の出金リーダーボードで生涯受取額を常時開示しています(首位は$678,949)。Trustpilot は4.7 / 1,203件でレーティング停止なし(★5が91%、★1が3%)。当サイトが調べた大手の多くがレーティング停止中であることを考えると、ここは素直に強い材料です。

どちらを買うべきか

Fintokei を選ぶべき人

  • ゴールドを取引したい(Breakoutに金は無い。銀はあるが金は無い)
  • EAを回したい(MT5がある時点でBreakoutは選択肢に入らない)
  • 日本語でサイト・サポートまで完結させたい
  • 負けられる総量が欲しい(最大DD10%+フェーズ2でのリセット)
  • 円建てで損益を読みたい/FXを取引したい

Breakout を選ぶべき人

  • 暗号資産を取引したい(そもそもFintokeiに暗号資産のラインナップはありません)
  • リスク量を規約で縛られたくない(1トレードのリスク上限も一貫性ルールも無い)
  • 数日で決着をつけたい(最低取引日数なし・1トレードで通過可能)
  • 出金をオンデマンドで、USDCで受け取りたい

プランは Classic か Pro を推奨します。 Turbo は口座サイズあたりの単価が最安($100K で $330=0.33%)で目を引きますが、最大DD3%が日次3%と同値で、悪い1日が口座の寿命そのものになります。安さの正体は「1日ぶんの枠しか売っていない」ことです。(2026-10-12追記: $50K専用の新プラン Spark($139・最大損失$1,500のトレーリング)が出ましたが、第1弾の1,500口座は完売してウェイトリスト受付中です)

FAQ

Q. Breakout Prop は日本から使えますか?

使えます。 公式ヘルプの対象外リストは制裁対象の23か国とウクライナの3地域のみで、日本は含まれていません。公式は160か国以上に対応と公表しています。ただし日本語サイト・日本語サポートはなく、出金はUSDC(Ethereum ERC-20)のみで法定通貨での受け取りはできません。

Q. 参加費が同じなら、通しやすいのはどちらですか?

Fintokei です。 目標÷最大DDで比べると Fintokei ProTrader はフェーズ1が0.80・フェーズ2が0.60なのに対し、Breakout は Classic 1.67・Pro 2.40・Turbo 3.00。しかも Fintokei は2ステップなのでフェーズ1を通過するとDDが10%ぶん作り直されます。Breakout は1ステップの一本勝負です。

Q. Breakout の「ルールが無い」はどこまで本当ですか?

リスク量に関する制約は本当に無いです。公式ドキュメントに「利益上限・一貫性ルール・1トレードあたりのリスク上限・アンチギャンブル条項その他の人為的な制限は存在しない」と明記されています。一方で行為に関する禁止事項は11項目あり、口座をまたぐヘッジ、第三者のシグナルの執行、同一IP・同一世帯からの複数口座、そして「再現が難しい、または再現時に過大なリスクを伴う戦略」という裁量条項が含まれます。

Q. Breakout の最大DDは本当に動きませんか?

動きません。 公式は「口座作成時に一度設定され、どれだけ利益を出しても変わらない」と明記しており、$100K の Classic なら失格ラインは永久に $94,000 です。トレーリングDDのように利益を追いかけて上がってくることはありません。この点は Fintokei の10%(初期資金基準の静的)と同じ考え方です。

Q. Turbo が一番安いのに勧めない理由は?

最大DD3%が日次損失3%と同じ数字だからです。 つまり日次の枠をいっぱいまで使った日が一度でもあると、そのまま最大DDに到達して口座が終わります。他の2プランは最大DDが日次の1.7倍(Pro)・2倍(Classic)あるので、悪い日のあとに立て直す余地があります。口座サイズあたりの単価だけで選ぶと、ここで足をすくわれます。

Q. 手数料の差はどれくらい効きますか?

ストップの幅と回転数次第で、参加費の差より大きくなります。 Breakout は往復0.08%を想定元本に対して取ります。1回のリスクに対する手数料の割合は「0.08% ÷ ストップ幅」で、レバレッジでは変わりません。ストップ幅1%ならリスクの8%、0.3%なら約27%、0.1%なら80%です。狭いストップで何度も回すと、手数料だけで Classic の最大DD6%に近づきます(想定元本$1Mの往復なら7.5回)。サイズは規約の上限(日次3%・静的な最大DD)まで取ってかまいませんが、ストップを広めにして回数を絞るのが前提です。 Fintokei 側にこれに相当する明示的手数料はありません。

Q. Breakout の評判で気をつけるべき点は?

Trustpilotは4.7 / 1,203件と高いものの、低評価に一貫したテーマがあります。 最多は取引手数料への不満。次いで「KYCは通ったのに account integrity を理由に突然口座を停止された」という説明の乏しい口座停止の報告、ターミナルの動作の重さ・約定品質、そして「広告の資金額とDDを引いた実際に使える額が違う」という指摘です。運営は低評価レビューの約46%に返信しており、個別対応へ誘導しています。出金そのものを拒否されたという集団的な報告は見当たりませんでした。

Q. 両方買うのはアリですか?

扱う市場が違うので、分散としては筋が通ります。 Fintokei でFXのEAを回しつつ、Breakout で暗号資産を裁量、という組み合わせは競合しません。ただし Breakout は全ファンド口座の合算上限が$200Kと小さいので、規模を求める運用には向きません。

参照ソース

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この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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