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【2026年9月】FundedNext FuturesはRR何倍が得か?|損益比だけ動かして1年シミュレーション、RR2以上は一貫性40%で損をする

公開日: 2026/9/29

※ ルールは2026年9月29日に FundedNext Futures の公式ヘルプセンター(helpfutures.fundednext.com)で確認しました。価格とプランの条件は期待値の記事(2026年9月23日確認)と同じです。数字はモンテカルロの結果で、将来の成績を保証するものではありません。

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結論

  • Flex・Legacy・Rapid Pro は RR 1:1 以下が得。エッジ0・0.30ロットなら Flex は RR 1:1 で年+$1,388、RR 1:2 で −$605、RR 1:3 で −$1,626
  • RR 1:2 以上が損をする一番の理由は一貫性40%ルール。0.30ロットで RR 1:2 の勝ちは1回$1,567。これが「ベストデイ」になると、目標$2,500 の Flex でも実質$3,916 まで稼がないと合格できない
  • 例外は Rapid Daily。評価にも出金にも一貫性ルールがないので、RR 1:2 がいちばん良い(エッジ0で年+$394、+0.1Rで+$5,183)
  • エッジがあるなら Legacy × 低RR が最大。1トレード+0.1Rの実力で RR 1:0.5・0.70ロットなら年+$16,352
  • 低すぎる RR も危ない。公式は「平均の勝ちより大幅に大きい負け」を矯正プログラム(リスク1%上限・分配50/50など)の対象に挙げている。数字は非公表で、PipBack は目安を「1:5未満」としている。今回の RR 1:0.5 は負けが勝ちの2倍なので当たらない
  • 低RRを「損切りを数ティックに縮めて」作るのは不可。10秒以内に決済した利益が40%以上だと、その分の利益が削られる(ファンド口座)。狭いブラケット注文とティックスキャルは禁止事項に入っている

RR に関係する公式ルール

FundedNext Futures の公式ヘルプには、「RR は何倍まで」という数字のルールはありません。関係するのは次の5つです。

ルール内容RR への影響
Disciplined Trader Program「平均の勝ちより大幅に大きい負け」などを繰り返すと、警告のあと矯正プログラムに入れられる(下で説明)負けが勝ちより極端に大きい(極端な低RR)と対象になる
一貫性40%(Flex・Legacy の評価)ベストデイの利益 ≤ 総利益の40%。違反しても失格ではなく、目標が実質的に上がる1回の勝ちが大きい(高RR)ほど引っかかる
一貫性40%(Rapid Pro の出金)出金サイクルのベストデイ ≤ サイクル利益の40%同上
マイクロスキャルピング10秒以内に決済した利益が総利益の30%で警告、40%以上で評価は合格が保留、ファンドはその分の利益を全額控除。負けトレードは数えない損切りを極端に近くして低RRを作ると引っかかる
狭いブラケット・ティックスキャル利確と損切りを極端に近くに置く注文、数ティックを抜く取引の繰り返しは禁止同上

マイクロスキャルピングで口座が失格になることはありません。ただし、ファンド口座では控除した結果サイクルの利益がなくなると、その回は出金できません。

負けが大きすぎる取引は「矯正プログラム」の対象

公式ヘルプの Disciplined Trader Program には、対象になる取引として「平均の勝ちトレードより大幅に大きい負けトレード」が最初に挙がっています。ほかに「短期間に複数の口座を失う」「リスクを決めないギャンブル的な取引」などです。流れは次のとおりです。

  1. まず公式の警告が来る
  2. 警告のあとも直らないと、プログラムに入れられる
  3. プログラム中は 同時に持てるリスクが初期残高の1%まで、損切りの注文が必須、重要指標の前後は取引禁止、その後に買う口座は合計$50,000まで
  4. プログラムのルールを破ると、1回目は警告、2回目は分配が50/50に下がる、3回目で口座終了

抜けるには、出金サイクル5回・累計利益$30,000・$200以上の勝ち日15日が必要です。$50K 口座で1%は$500なので、今回の0.30ロット(1回の負け$786)はプログラム中は張れません。

「どこからが大幅に大きい」かの数字は公式に書かれていません。 第三者サイトの PipBack は目安を「1:5未満」としています(当サイトでは PipBack の該当箇所を確認できていません)。これを「負けが平均の勝ちの5倍未満」と読むなら、今回いちばん低い RR 1:0.5 は負けが勝ちの2倍なので余裕があります。当たるのは RR 1:0.2 より低い手法、たとえば「利確$50・損切り$250以上」のような形です。

シミュレーションの前提

動かしたのは RR だけです。 ほかは期待値の記事と同じにしてあります。

  • 金マイクロ(MGC)で1営業日に1トレード。損切り0.6%で、0.10ロット(MGC 1枚)の損失は$262
  • 利確は損切りの RR 倍。RR 1:0.5 なら利確0.3%、RR 1:3 なら利確1.8%
  • 実力は「1トレードの期待値」で固定し、勝率は RR から逆算した(エッジ0 なら RR 1:1 で勝率50%、RR 1:2 で33.3%、RR 1:0.5 で66.7%)
実力RR 1:0.51:0.751:11:1.51:21:3
エッジ066.7%57.1%50.0%40.0%33.3%25.0%
+0.1R73.3%62.9%55.0%44.0%36.7%27.5%
+0.2R80.0%68.6%60.0%48.0%40.0%30.0%
  • 手数料は MGC 1枚の往復$1.82(公表されていないので仮定)
  • 失格したらリセット、合格後の口座を失った・出金回数の上限で終わったら買い直す。期間は1年(252営業日)
  • 1年後に口座に残っている利益は数えない

「+0.1R」は、100回トレードすると損切り10回ぶんの利益が残る実力です。前の記事の「小」(勝率50%・損益比1.2)とほぼ同じです。

結果①:エッジ0(0.30ロット)

RRFlexLegacyRapid ProRapid Daily
1:0.5+$425−$1,263+$649−$1,469
1:0.75+$1,177−$1,343−$329−$1,798
1:1+$1,388−$754−$504−$1,013
1:1.5+$881−$806−$1,644−$772
1:2−$605−$2,022−$2,180+$394
1:3−$1,626−$2,908−$3,279+$32

太字は各プランで一番よかった RR です。Flex・Legacy は RR 1:1 が山で、RR 1:2 以上で大きく落ちます。 Rapid Daily だけが逆で、高い RR ほど良くなります。

結果②:+0.1R(0.30ロット)

RRFlexLegacyRapid ProRapid Daily
1:0.5+$5,857+$6,576+$6,837+$3,439
1:0.75+$6,287+$6,245+$4,446+$2,409
1:1+$6,390+$7,013+$3,963+$3,678
1:1.5+$5,245+$6,438+$2,195+$3,924
1:2+$2,729+$4,455+$1,230+$5,183
1:3+$816+$2,569−$379+$4,172

結果③:+0.2R(0.30ロット)

RRFlexLegacyRapid ProRapid Daily
1:0.5+$15,392+$22,226+$15,974+$10,626
1:0.75+$14,239+$21,286+$11,090+$8,197
1:1+$13,350+$21,264+$9,825+$9,831
1:1.5+$10,654+$19,451+$6,681+$9,934
1:2+$6,881+$15,631+$4,753+$10,825
1:3+$3,717+$11,598+$2,453+$8,910

実力が上がるほど、低い RR の有利がはっきりします。Legacy は +0.2R なら RR 1:0.5 と 1:1 がほぼ同じです。

結果④:ロットも選んだときの最良(+0.1R)

0.10〜0.70ロットの中で一番よかったロットです(カッコ内)。

RRFlexLegacyRapid ProRapid Daily
1:0.5+$9,026(0.50)+$16,352(0.70)+$6,837(0.30)+$3,439(0.30)
1:1+$6,390(0.30)+$12,109(0.70)+$3,963(0.30)+$3,678(0.30)
1:2+$3,964(0.20)+$4,551(0.50)+$1,839(0.20)+$5,183(0.30)
1:3+$2,059(0.10)+$2,972(0.20)+$997(0.10)+$4,172(0.30)

RR が低いほど大きく張れます。 勝ちと負けの振れ幅が小さいので、最大損失(Flex $1,500、ほか$2,000)に届きにくいからです。RR 1:3 では、どのプランも一番良いのは小さいロットでした。Rapid Daily は日次損失$1,000 のため0.30ロットが上限です。

なぜ高い RR が損をするのか

① 一貫性40%で目標が実質的に上がる

Flex と Legacy の評価には「ベストデイの利益 ≤ 総利益の40%」というルールがあります。1回の勝ちが大きいと、それがベストデイになり、合格に必要な利益が増えます。0.30ロットの場合です。

RR1回の勝ち(手数料後)Flex の実質目標(本来$2,500)Legacy の実質目標(本来$3,000)
1:1$781$2,500$3,000
1:1.5$1,174$2,934$3,000
1:2$1,567$3,916$3,916
1:3$2,353$5,881$5,881

RR 1:3 だと、Flex は目標の2.4倍を稼がないと合格しません。稼ぐ時間が長くなるほど、途中で最大損失に届く確率も上がります。Rapid Pro は同じ40%が出金のたびにかかるので、高い RR ほど出金が遅れます。

② 最大損失が狭いので、振れ幅が大きいと先に死ぬ

1トレードの期待値が同じでも、RR が高いほど勝ち負けの振れ幅は大きくなります。最大損失$1,500〜$2,000 は、0.30ロットでは損切り2〜2.5回ぶんしかありません。RR 1:3(勝率25%)では5連敗がふつうに起きるので、実力が出る前に口座が終わります。

③ Rapid Daily だけ逆になる理由

Rapid Daily には評価にも出金にも一貫性ルールがありません。出金は「バッファー$2,100 を超えた分」で、1回の上限は$1,200、5回で口座が終わります。大きな勝ちが入るとバッファーを早く超えて出金が早く回るので、高い RR が有利になります。ただし、エッジ0・+0.1R では Flex の RR 1:1 と比べて大差はなく、+0.2R では Legacy に大きく負けます。

低い RR の作り方に注意

表だけ見ると「利確を近くするほど良い」ように見えますが、損切りまで数ティックに縮めて低 RR を作るのはだめです。

  • 10秒以内に決済した利益が総利益の40%以上になると、評価は合格が保留、ファンド口座はその分の利益が全額控除される
  • 利確と損切りを極端に近くに置くブラケット注文、数ティックを抜く取引の繰り返しは禁止事項
  • 公式は「シミュレーションの約定の有利さで稼ぐ取引」(ほとんど逆行しないポジションの繰り返し)も禁止している

今回の計算は、損切り0.6%のまま利確だけを近くしたものです(RR 1:0.5 で利確0.3%)。数秒で終わる取引ではありません。

実務での使い方($50K・金マイクロの場合)

1. 手法の RR でプランを選ぶ

手法の RRプラン
1:1 以下で、エッジに自信がないFlex
1:1 以下で、エッジがあるLegacy
1:2 以上Rapid Daily
1:2 以上で Flex・Legacy を使うロットを落とす(次の2)

2. 評価中は1日の利益に上限を置く(Flex・Legacy)

  • 1日の利益は Flex $1,000 未満・Legacy $1,200 未満に抑える。余裕を見て $950・$1,150 に届いたら、その日は決済して終わる
  • 1回の勝ちがこの上限を超えないロットにする。目安は ロット ≤ 上限 ÷(RR × $262)× 0.1。Flex で RR 1:2 なら 0.19 なので0.10〜0.15ロット、RR 1:1 なら 0.38 なので0.30ロットのままでよい
  • EA なら「当日の利益が上限に届いたら決済して停止」を入れる
  • 合格後の Flex 口座には一貫性ルールがない(公式ヘルプで確認)。Rapid Pro は出金のたびに40%がかかる

3. 負けを勝ちより極端に大きくしない

  • 損切りは必ず注文として置き、あとから遠くに動かさない。ナンピンもしない
  • 平均の負けを平均の勝ちの2倍以内に収めておけば、PipBack の目安「1:5未満」にも十分な余裕がある
  • 1回の負けは $500〜$800 程度に抑える。矯正プログラムに入れられると上限が1%($500)になるので、最初からその近くで張っておけば手法を変えずに済む

4. 利益の出たトレードを10秒以内に閉じない

  • 負けは何秒で切ってもよい。数えられるのは利益の出たトレードだけ
  • EA なら「建ててから10秒は利確しない」最小保持時間を入れる
  • ダッシュボードの Clarity Cards で、10秒以内の利益の割合を定期的に見る。30%で警告が来る

5. 利確は「その日のうちに届く距離」に置く

全ポジションは日本時間の翌朝 夏5:10・冬6:10 に強制決済されます。利確が遠すぎると届かないまま引け決済になり、計算上の RR が出ません。

このモデルに入っていないもの

  • RR を変えると勝率がどう変わるかは、手法ごとに違います。今回は「期待値が同じまま RR だけ変わる」と仮定しました。実際には、利確を遠くすると期待値そのものが下がる手法も、上がる手法もあります
  • 強制決済(日本時間 翌朝 夏5:10・冬6:10)までに利確に届かないケース。RR 1:3 では利確が1.8%先にあり、届かないまま引け決済になる日はこのモデルより多いはずです
  • 滑り、ライブ口座への移行、1年後に口座に残る利益

よくある質問

Q. FundedNext Futures に RR の上限・下限ルールはありますか?

数字で決めたルールは公式ヘルプにありません。ただし「平均の勝ちより大幅に大きい負け」を繰り返すと、警告のあと Disciplined Trader Program(リスク1%上限・損切り必須・違反2回目で分配50/50)に入れられます。第三者サイトの PipBack は目安を「1:5未満」としていますが、公式の数字ではありません。ほかに関係するのは一貫性40%、10秒以内の利益が40%以上で控除されるマイクロスキャルピングの方針、狭いブラケットとティックスキャルの禁止です。

Q. 勝率を上げるために損切りを遠くしても大丈夫ですか?

負けが平均の勝ちより極端に大きくなると、矯正プログラムの対象になりえます。今回の計算で一番低い RR 1:0.5(負けが勝ちの2倍)なら、PipBack の目安「1:5未満」から見ても余裕があります。損切りを置かない、または利確の10倍先に置くような形は避けてください。

Q. どの RR で戦えばいいですか?

Flex・Legacy・Rapid Pro なら RR 1:0.5〜1:1 です。エッジ0・0.30ロットで一番良かったのは Flex の RR 1:1(年+$1,388)でした。RR 1:2 以上をとる手法なら、一貫性ルールのない Rapid Daily のほうが合います。

Q. RR 1:3 の手法はだめですか?

期待値が同じなら、FundedNext Futures では不利です。エッジ0・0.30ロットで Flex は −$1,626、Legacy は −$2,908 でした。高 RR の手法で使うなら、ロットを0.10〜0.20に落とし、ベストデイが総利益の40%を超えないように利益を積む必要があります。

Q. 10秒ルールで口座は失格になりますか?

なりません。評価では合格が保留され、ファンド口座ではその分の利益が控除されるだけです。負けトレードは数えられないので、10秒以内に損切りするのは問題ありません。

関連

出典(2026年9月29日確認)

シミュレーションのスクリプト:scripts/sim-fundednext-futures-rr.py(エンジンは scripts/sim-futures-prop-ev.py、プランの設定は scripts/sim-futures-3firms-ev.py)

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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