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【2026年9月】FTMO先物チャレンジの期待値を計算した|Pro $50K・日次上限いっぱいが最良、実力で変わるのは出金の仕方

公開日: 2026/9/23更新日: 2026/9/25

※ 価格とルールは2026年9月23日に FTMO の公式ルールページ(Trading Objectives & Rules)と FAQ で確認したものです。数字はモンテカルロの結果で、将来の成績を保証するものではありません。

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TL;DR

  • 最良は Pro $50K を日次上限いっぱいの0.30ロットで回すこと。どの実力でも Growth $50K を上回る
  • エッジ0でも年+$4,836(プラスで終わる確率89%)。1トレードあたり−0.10Rの負け越しでも、Pro $50K だけは+$750 残る
  • 実力で変わるのは出金の仕方だけ。エッジが無いなら目一杯引き出して口座を使い切り、エッジがあるなら口座に余裕を残して長生きさせる
  • 評価とファンドでロットを変えるのは規約違反。「評価で攻めてファンドで守る」は使えない
  • 大きいサイズ($100K・$150K)はエッジがある人だけのもの。エッジ0では期待値が増えず、プラスで終わる確率が下がる

価格とルール(2026年9月23日実測)

月額リセット利益目標最大損失日次損失(評価/ファンド)一貫性出金条件引き出せる割合1回の上限
Growth $50K$119$109$3,000$2,000なし/ソフト$1,00040%$150以上の日×4利益の50%$2,500
Pro $50K$139$129$3,000$3,000ハード$1,00050%$200以上の日×5利益の100%$5,000
Growth $100K$169$159$6,000$3,500なし/ソフト$2,00040%$250以上の日×450%$3,000
Pro $100K$199$189$6,000$4,500ハード$1,50050%$300以上の日×5100%$6,000
Growth $150K$229$219$9,000$5,000なし/ソフト$3,00040%$300以上の日×450%$4,000
Pro $150K$269$259$9,000$6,000ハード$2,00050%$500以上の日×5100%$8,000

全プラン共通:

  • 最大損失はEODトレーリング(その日の終値の最高値から計算)で、初期資金に届いたらロック
  • 一貫性は評価だけ。違反しても失格ではなく、比率が下がるまで取引を続ける
  • 評価に最低取引日数はない
  • 合格したら月額は止まる。失格したら次の請求日に新しい口座が渡される
  • リセットしても請求日は変わらない
  • 出金は申請額が残高から引かれ、最大損失のラインは下がらない
  • 申請額の50%以上は、前回の出金以降に出した新しい利益である必要がある
  • 受け取りは申請額の90%
  • ファンド口座は同時に3つまで

前提

動かしたもの:プラン、ロット、出金時に口座に残す余裕、実力

固定したもの:

  • 金マイクロ(MGC)で1営業日に1トレード
  • 損切りは0.6%。金$4,370(CME 9月22日)で、0.10ロット(MGC 1枚)の損失は$262
  • 負けはぴったり損切り幅。勝ちトレードの途中の含み損は、損切り幅の0〜80%
  • 手数料は MGC 1枚の往復で$1.82(FTMO の片道$0.20×2、CME の取引所手数料$1.40、NFA・規制料$0.02)
  • 失格したら、次の請求日まで10営業日以上あればリセットを買い、なければ待つ
  • ファンド口座を失ったら、すぐ評価を買い直す
  • 期間は1年(252営業日)。1年後にファンド口座に残っている利益は数えない

実力は6段階です。Rは1回の損切り額です。

実力勝率損益比1トレードの期待値
−0.10R45%1.0−0.10R
−0.04R48%1.0−0.04R
エッジ050%1.00
小50%1.2+0.10R
中55%1.2+0.21R
強60%1.2+0.32R

「強」は1日1トレードで年80R稼ぐ水準で、現実にはまずいません。参考値です。

結果①:プラン別の年間期待値

各プラン・各実力で、一番よかったロットと出金方針の結果です(1年・1枠)。

実力Growth $50KPro $50KGrowth $100KPro $100KGrowth $150KPro $150K
−0.10R−$1,192+$750−$1,768−$878−$2,536−$1,935
−0.04R+$330+$2,963+$782+$1,653+$1,037+$1,184
エッジ0+$1,738+$4,836+$3,772+$3,932+$5,031+$4,010
小+$7,801+$10,141+$18,225+$13,714+$25,925+$17,698
中+$24,148+$26,306+$44,051+$40,911+$60,206+$55,348
強+$43,587+$45,675+$69,198+$73,760+$94,355+$101,697

プラスで終わる確率も見ます。平均が同じくらいでも、安定度が違います。

実力Growth $50KPro $50KGrowth $100KPro $100KGrowth $150KPro $150K
エッジ061%89%60%73%57%67%
小73%97%89%74%88%71%
  • エッジが無い人は Pro $50K 一択。期待値は Growth $150K とほぼ同じだが、プラスで終わる確率が89%対57%
  • エッジがある人はサイズを上げる価値がある。期待値は Growth $150K が最大(「小」で+$25,925)。ただしプラスで終わる確率は Pro $50K の97%が最高で、Growth $150K は88%

なぜ Pro $50K が強いのか

  • 目標と損失枠が同じ$3,000。Growth $50K は$3,000の目標に対して枠が$2,000しかない
  • 利益の100%を引き出せる。Growth は50%まで
  • 1回の上限が$5,000と高い。Growth $50K は$2,500
  • 大きいサイズは目標÷損失枠が悪化する(Pro $100K は1.33倍、$150K は1.50倍)。出金の条件になる利益日の下限も$300・$500に上がる

結果②:ロットは日次上限いっぱいが最良

Pro $50K の年間期待値(各ロットで一番よい出金方針)です。

実力0.10ロット0.20ロット0.30ロット
−0.04R−$1,347+$631+$2,963
エッジ0−$702+$1,995+$4,836
小+$2,660+$6,421+$10,141
中+$8,133+$16,440+$26,306

0.10ロットだとエッジ0でマイナスです。評価の合格に時間がかかり、月額を払い続けるからです。

0.30ロットが上限なのは、Pro $50K の日次損失$1,000がハードだからです。0.40ロットだと1回の負けが$1,048で、一発で口座が終わります。Growth $50K も、ファンド口座のソフト日次$1,000に収まるのは0.30ロットまでです。

結果③:実力で変わるのは出金の仕方

Pro は利益の100%を引き出せますが、出金額は残高から引かれ、最大損失のラインは下がりません。ラインが初期資金でロックされたあとに全額引き出すと、残高がラインと同じになって口座が終わります。FTMO の FAQ も、Pro で全額を引き出すと最大損失に触れると注意しています。

そこで「出金後、ラインの上に何回分の負けを残すか」を変えて比べました(Pro $50K・0.30ロット)。

実力0.5回分1回分2回分4回分8回分
−0.04R+$2,963+$2,820+$2,301+$546−$601
エッジ0+$4,836+$4,708+$4,186+$2,406+$1,080
小+$10,005+$10,094+$10,141+$10,091+$9,777
中+$18,147+$19,099+$21,014+$24,454+$26,306
  • エッジが無い人は、引き出せるだけ引き出す。口座を長生きさせても期待値が増えないので、出せるうちに出して、口座を失ったらまた合格し直すほうが得
  • エッジがある人は、口座に余裕を残す。「小」ではどこに置いても差は$400以内だが、「中」なら8回分残すと0.5回分より年+$8,159多い。1年でファンド口座を失う回数も8.4回から1.6回に減る

ただし「引き出して口座を使い切り、また買い直す」を繰り返すのは、後述する「account rolling」と見なされる恐れがあります。エッジが無い人でも、2回分残すなら期待値の減りは$650で済み、プラスで終わる確率も89%→85%とほぼ変わりません。

結果④:お金の流れ(Pro $50K・0.30ロット)

実力年間の費用年間の受取合格回数出金回数ファンド口座を失った回数
エッジ0(0.5回分残す)$2,319$7,1565.6回4.6回5.3回
小(2回分残す)$2,056$12,1976.6回7.6回6.2回
中(8回分残す)$595$26,9012.6回15.9回1.6回

エッジ0の人の1年は、「合格して、1回出金して、口座を失う」を5回以上繰り返す形になります。費用$2,319に対して、受取が$7,156です。

なぜエッジ0でもプラスになるのか

合格1回の費用と、ファンド口座1つから受け取れる額を別々に計算しました(Pro $50K・0.30ロット・エッジ0)。

  • 合格1回の費用:$397(月額とリセット代の合計の平均)
  • ファンド口座1つから受け取れる額:$1,363(口座を失うまで)

損失は参加費で打ち止めになり、利益は出金で受け取れます。勝ち負けが五分でも、この非対称のぶん期待値がプラスに傾きます。

FTMO がこれで成り立つのは、実際のトレーダーの多くが大きく負け越すからです。上の表のとおり、1トレード−0.10Rより悪くなると、Pro $50K 以外はすべてマイナスです。

規約上の注意:評価とファンドでロットを変えない

FTMO Futures の禁止事項には、この戦略に関わる条項が3つあります。

条項内容
Evaluation vs. Sim-Funded Mismatchファンド口座で評価中と大きく違うやり方で取引すること
Inconsistent Position Sizing全口座の普段の取引と比べて、ずっと大きい・小さいロットを張ること
overleveraging・one-sided bets・account rolling実際の資金では再現できない取引

「評価は大きく張って飛んだらリセット、合格したらロットを落とす」は1つ目に当たります。 本記事の計算はすべて、評価とファンドを同じロットにそろえています。違反した場合は、取引の取り消し・口座の終了・報酬の没収がありえます。

もう1つ、損切りを置かずに最大損失のラインを出口にすることも禁止です(Trade without independent risk management)。本記事のモデルは毎回損切りを置いています。

3口座に増やすべきか

ファンド口座は同時に3つまで持てます。

  • 期待値は口座の数だけ足し算になる。1枠の期待値がプラスなら、3枠埋めれば3倍
  • 自分の口座どうしで同じトレードをコピーするのは FTMO が許可している。ただし全口座が同時に勝って同時に負けるので、ぶれも3倍になる
  • 口座間で逆のポジションを持つのは禁止(Hedge or offset risk across accounts)

この計算に入っていないこと

  • 滑り。損切りがぴったり約定する前提。滑ればそのぶん実力が下がる(表の1段下を見る)
  • 1年後にファンド口座に残っている利益。数えていないので、エッジがある人の数字は控えめ
  • ライブ口座。FTMO の判断で招待される。上がれば出金の上限がなくなるが、計算に入れていない
  • 合格後の審査期間(1〜3営業日)

他の先物プロップとの比較(2026年9月23日追記)

同じ前提で、自動売買が許可されている他の先物プロップも計算しました。

$50K・0.30ロットエッジ0エッジ「中」VPS
FTMO Futures Pro+$4,836+$26,306明文で許可
Topstep+$2,519+$24,982禁止
Lucid Trading Flex(日次損失あり)+$2,152+$14,501記載なし
Lucid Trading Daily+$625+$23,859記載なし
MyFundedFutures Builder+$1,658+$13,672記載なし
MyFundedFutures Rapid EOD+$1,283+$24,039記載なし
FundedNext Futures Flex+$1,388+$13,694明文で許可
FundedNext Futures Legacy−$754+$21,554明文で許可
BluSky Propel(30OFF)+$2,988+$19,339記載なし
FFN Standard MAX−$312+$15,949記載なし
FFN STEADY−$516+$24,104記載なし

BluSky と FFN は2026年9月25日に追加しました。6社の横並びは 自動売買OKの先物プロップ6社の期待値まとめ にあります。

BluSky の期待値を計算した・FFN の期待値を計算した・FundedNext Futures の期待値を計算した・MyFundedFutures の期待値を計算した・Lucid Trading の期待値を計算した

FAQ

Q. どのプランを買えばいいですか?

エッジに自信がないなら Pro $50K です。エッジ0でもプラスで終わる確率が89%あり、多少負け越しても期待値がプラスに残ります。エッジがあるなら $100K・$150K のほうが期待値は大きくなります。

Q. ロットはどう決めればいいですか?

Pro $50K なら0.30ロット(MGC 3枚)です。日次損失$1,000はハードなので、1回の負けがこれを超えないロットの上限がそのまま最適になります。評価とファンドで同じロットを使ってください。

Q. 失格したらリセットすべきですか?

次の請求日まで2週間以上あればリセット、2週間を切っていたら待つのが一番安く済みます。リセットしても請求日は変わりません。

Q. 出金はいくらずつすればいいですか?

エッジが無いなら目一杯、エッジがあるなら口座に負け2〜8回分を残してください。Pro で利益を全額引き出すと、その場で最大損失のラインに触れます。

参考リンク(公式)

シミュレーションのスクリプト:scripts/sim-ftmo-futures-ev.py

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この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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