🧪 検証

Blueberry Fundedの期待値は?|Prime・1-Step・Flex 1-Step・Instant Eliteを1年シミュレーションすると、実力があれば Instant Elite が1位、実力ゼロでは最大の赤字【2026年9月】

公開日: 2026/9/27

※ ルールと価格は2026年9月27日に Blueberry Funded の公式サイト(チェックアウト画面)と公式ヘルプで確認しました。価格は定価($100K)です。

結論

  • 実力「中」以上で1回1%なら、1位は Instant Elite です(1年 +$28,272)。評価がなく初日から報酬の対象になり、日次損失もないからです。
  • ただし Instant Elite は$2,800と高く、実力ゼロでは4プランで一番大きな赤字(1回1%で −$4,670)になりました。失格するたびに$2,800を払い直すからです。
  • 1回のリスクを決める一番の条件は「1トレードアイデアの上限」 です。Flex 1-Step は評価・ファンドとも1%、1-Step と Instant Elite はファンドで1.5%に届くと違反です。上限がないのは Prime 2-Step だけで、1回1.5%で張るなら Prime しか選べません。
  • 1回0.5%では上限に当たらないので、実力ゼロ〜小の損が一番小さいのは Flex 1-Step、実力「中」以上は Instant Elite でした。
  • 実力ゼロ(勝率50%)でプラスになるのは、上限に当たる張り方(1回1.5%の 1-Step・Flex)だけでした。プランの選び方で勝ちが生まれるわけではありません。

Blueberry Fundedのプラン($100K)

Prime 2-Step1-StepFlex 1-StepInstant Elite
価格($100K)$812$605$835$2,800
目標8%→6%10%12%なし(評価なし)
日次損失4%4%3%なし
日次損失の基準その日の始めの残高と有効証拠金の高いほうから、初期残高の4%同左その日の始めの残高と有効証拠金の高いほうから3%−
最大損失10%(静的)6%(静的)12%(静的)10%(最高有効証拠金に追従、初期残高で固定)
出金後の最大損失動かない動かない動かない固定後は動かない
最低日数評価なし/報酬ごとに0.5%以上の利益日×3評価で利益日×3/報酬ごとに利益日×3なし(条件つきで報酬ごとに4日)報酬ごとに利益日×5
1トレードアイデアの上限なしファンドで1.5%評価・ファンドとも1%1.5%
分配80%80%85%80%
出金の周期・下限14日ごと14日ごと・$10014日ごと・口座の1%14日ごと・$100
一貫性ルールなしなしなしなし
レバレッジ1:301:30FX 1:301:30

「利益日」は、決済した利益がその日に口座の0.5%以上になった日です。含み益は数えません。

1トレードアイデアの上限は、同じ銘柄・同じ方向のポジションの損と、負けて10分以内に同じ方向で入り直したトレードの損を合算して見ます。含み損が一瞬でも上限に触れると違反です。1-Step と Instant Elite は1回で口座終了、Flex 1-Step は1回目が警告(ポジションは自動決済)、2回目で口座終了です。

Instant Elite の最大損失は、有効証拠金の最高値から10%下に置かれ、初期残高に届いたところで固定されます。含み益でも上がるので、未決済のまま+10%に触れた時点でラインは初期残高で固定されます。

価格とクーポン:公式サイトのバナーには PRIME50(初回50%OFF)と PRIME30(既存客30%OFF)、料金表の Flex 1-Step には FLEX30 が表示されています。どのプランに使えるかはチェックアウトで確かめてください。この記事は、失格して買い直すたびに払う定価で計算しています。

シミュレーションの前提

固定したもの

  • 1年(250営業日)・1日最大3トレード・利確と損切りは1:1
  • 1日の損失は全プラン共通で初期残高の2.5%まで(次に負けたら2.5%を超える日は、その日はそれ以上張らない)
  • 1回のリスク・含み損・1日の損失は、どれも3%を超えない
  • ロットは初期残高の r% で固定、ポジションは1つずつ
  • コストは1トレードあたりリスクの5%(勝ちは+0.95R、負けは−1.05R)
  • 失格したら同じプランを買い直す、スケーリングなし、出金は14日ごと(10営業日)、年末に口座に残った利益は数えない
  • 各条件2万回

動かしたもの

  • プラン
  • 実力:勝率 50%(ゼロ)/52%(小)/55%(中)/58%(強)
  • 1回のリスク r(0.5%・1.0%・1.5%)
  • 出金のときに口座へ残す利益の量(プランごとに一番いい量を選んだ)

このモデルに入れていないもの

  • 1トレードアイデアの上限(上の節を参照)。負けたときの損はコスト込みで1.05R なので、1回1%は Flex 1-Step の上限、1回1.5%は 1-Step と Instant Elite の上限に届きます。表では該当する数字に※を付けました
  • Flex 1-Step で、評価中の1つのトレードアイデアが目標の60%を超えると、ファンドで報酬ごとに4日の条件が付くルール(このモデルは1回最大1.5%なので届きません)
  • 重要指標の取引の制限(Prime は前後2分の新規建てが不可、ほかのプランは重要指標の取引が不可)
  • 30日間トレードを決済しないと口座が閉鎖されるルール
  • 出金を速めるアドオン(7日ごと +20%、オンデマンド +40% など)

期待値の計算式

1トレードの期待値

利確と損切りが1:1で、コストを1トレードあたりリスクの5%(0.05R)とすると、勝ったときは +0.95R、負けたときは −1.05R です。勝率を p とすると、

1トレードの期待値 = p × 0.95R − (1 − p) × 1.05R = (2p − 1.05) × R

実力勝率 p1トレードの期待値
ゼロ50%−0.05R
小52%−0.01R
中55%+0.05R
強58%+0.11R

1年間の期待値

1年間の期待値 = 1年間に受け取る報酬の平均 + 戻ってくる参加費の平均 − 払った参加費の平均

  • 受け取る報酬 = 出金額 × 分配率(80%、Flex 1-Step は85%)
  • 戻ってくる参加費:公式ヘルプに参加費の返金の記載は見当たらなかったので、なしで計算しました
  • 払った参加費 = 参加費 × 1年間に買った回数(失格するたびに買い直す)

損は「参加費 × 買った回数」で打ち止めになるのに、合格した口座からの報酬には上限がありません。この形なので、1トレードの期待値がわずかにマイナスでも、1年間ではプラスになる組み合わせが出てきます。3つの平均は式では出せないので、ルールどおりに1年間の取引を2万回まわして平均を取りました(モンテカルロ法)。

ドル円での具体例

ドル円のスプレッドと手数料を往復1.5pipsとすると、損切り・利確30pipsでコストがリスクの5%(0.05R)になり、この記事の前提と同じ重さです。$100K で1回1%なら、リスクは$1,000、1ロット(10万通貨)の1pipは約$6.667なので、30pipsの損切りで5ロットです。勝てば手取り+$950、負ければ−$1,050になります。詳しい計算は FTMO・The5ers・Fintokei・Hantec の期待値比較 に書いています。

この例で Flex 1-Step を張ると、損切りに届く前に含み損が1%($1,000)に触れます。Flex 1-Step で上限を避けるなら、1回のリスクは1%よりはっきり小さくする必要があります。

1回0.5%:1年間の手取り−参加費の平均

1回0.5%なら、どのプランも1トレードアイデアの上限に届きません。

実力Prime 2-Step1-StepFlex 1-StepInstant Elite
ゼロ−$2,298−$2,287−$1,814−$5,910
小−$790+$81+$37+$619
中+$6,123+$8,479+$8,384+$12,827
強+$20,633+$23,459+$24,234+$27,273

1回1.0%

実力Prime 2-Step1-StepFlex 1-Step(※)Instant Elite
ゼロ−$2,803−$1,469−$590−$4,670
小+$2,757+$5,225+$5,985+$7,455
中+$20,131+$22,544+$25,628+$28,272
強+$48,303+$49,594+$55,644+$51,870

※ Flex 1-Step は1トレードアイデアの含み損が1%に届くと違反です。1回1%では負けのたびに上限に触れるので、現実には張れません。数字は上限を入れていない計算上の値です。現実に張れる3本の中では、実力ゼロは 1-Step(−$1,469)、実力「小」以上は Instant Elite が1位です。

1回1.5%

1回1.5%だと、1回負けた時点で次に負けると1日2.5%を超えるので、その日はそこで止まります。

実力Prime 2-Step1-Step(※)Flex 1-Step(※)Instant Elite(※)
ゼロ−$972+$1,443+$2,907−$2,913
小+$6,504+$9,925+$11,832+$10,826
中+$26,263+$29,674+$34,324+$34,945
強+$56,927+$58,747+$67,520+$63,076

※ 1-Step と Instant Elite はファンドで1.5%、Flex 1-Step は1%が上限なので、1回1.5%はどれも現実には張れません。1回1.5%で張れるのは Prime 2-Step だけです。

差がつく理由

プラン効いている要素
Instant Elite評価がなく、日次損失もない。初日から報酬の対象になる。ただし$2,800と高く、失格のたびに払い直す
Flex 1-Step目標12%に対して最大損失12%と器が広く、分配85%。ただし1トレードアイデア1%の上限が評価中からかかる
1-Step1ステップで価格も$605と安め。ただし最大損失6%に対して目標10%と重い
Prime 2-Step1トレードアイデアの上限がない唯一のプラン。ただし価格$812に対して分配80%・返金なしで、同じロットなら数字は一番下

1回1%で比べると、Instant Elite の参加費の平均は実力ゼロで$31,829($2,800を1年に約11回)、実力「中」でも$27,070 でした。それでも実力「中」で1位になるのは、報酬の平均が$55,342と、ほかのプランの2倍以上あるからです。Instant Elite は、買い直しを続けられる資金があって、勝率に自信がある人向けの口座です。

Prime 2-Step は、1回1%・実力ゼロでファンドに届いた割合が58%、参加費の平均が$5,139でした。数字だけ見ると一番下ですが、同じ銘柄にポジションを積み増す手法や、1回1.5%以上張る手法でも違反にならないのは Prime だけです。

どれを買うか

あなたの状況おすすめ
1回0.5%前後で張る・まだ勝てるか分からないFlex 1-Step(上限1%に当たらない張り方なら器が一番広い)
勝率に自信があり、買い直しの資金もあるInstant Elite(1回1%まで)
1回1.5%以上・同じ銘柄に積み増す手法Prime 2-Step(1トレードアイデアの上限がない)
安く1ステップを試したい1-Step($605。ファンドでは1回1.5%未満に)

EA(自動売買)は、自分で作った EA だけ、事前にサポートの同意を得たうえで使えます。市販・無料の EA、人に作ってもらった EA は、設定を変えても使えません。

よくある質問

Q. Blueberry Fundedの期待値はプラスですか?

実力「中」(勝率55%・1トレードの期待値+0.05R)なら、どのプラン・どのロットでもプラスでした。1回1%では Instant Elite が1年 +$28,272、Prime 2-Step が +$20,131 です。実力ゼロ(勝率50%)では、1トレードアイデアの上限に当たらない張り方はどれもマイナスでした。

Q. Blueberry Fundedの参加費は返金されますか?

2026年9月27日時点の公式ヘルプでは、合格後に参加費が戻る仕組みの記載は見当たりませんでした。この記事は返金なしで計算しています。

Q. Blueberry Fundedの出金(報酬)はいつからできますか?

どのプランも14日ごとで、周期はファンド口座が始まったときから数えます。Prime は報酬ごとに0.5%以上の利益日が3日、Instant Elite は5日必要です。1-Step と Instant Elite は利益$100以上、Flex 1-Step は口座サイズの1%以上から申請できます。アドオンで7日ごとやオンデマンドにもできます。

Q. Instant Elite の最大損失はどう動きますか?

有効証拠金の最高値から10%下にラインがあり、最高値が上がるとラインも上がります。ラインが初期残高に届くとそこで固定され、それ以降は動きません。含み益でも最高値は更新されるので、決済前に+10%に触れた時点でラインは初期残高に固定されます。

Q. 1トレードアイデアの上限はどれくらい気にするべきですか?

1回のリスクを決める一番の条件です。Flex 1-Step は評価中から1%、1-Step と Instant Elite はファンドで1.5%です。コスト込みの損や、損切りが滑ったときのことを考えると、上限よりはっきり小さく(Flex なら0.8%前後、1-Step と Instant Elite なら1.2%前後)張る必要があります。上限を気にせず張りたいなら Prime 2-Step です。

Q. 自分の条件で回したい

シミュレーションのスクリプトと、この記事で使った Blueberry Funded の設定ファイルを公開しています。python sim-prop-ev.py blueberryfunded.json で同じ表が出ます。クーポン後の価格を入れて回すこともできます(Python と numba が必要です)。

関連

出典: Blueberry Funded 公式サイト「チェックアウト」、公式ヘルプ「What is the Prime Challenge?」「Prime Reward Structure」「1-Step Challenge: Complete Guide」「What are the rules on a Flex 1-Step account?」「How do payouts work on a Flex 1-Step account?」「Instant Elite: Complete Guide」「How many active trading days do I need?」「1.5% Risk Per Trade Idea Rule」「Do you allow bots and EA trading?」。いずれも2026年9月27日確認。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

📚あわせて読みたい

🧪

The5ersサマープランの期待値は?|$100Kが$149の激安プラン、ただし出金上限$2,000で「安いけど伸びない」【2026年9月】

The5ersの期間限定「サマープラン」(1-Step $249、2-Step $100K $149〜、$200K $249〜)の価格とルールを2026年9月30日に公式ページで確認し、1年間の期待値をモンテカルロで計算しました。損失枠あたりの価格は通常のHigh Stakesの3分の1以下で、実力ゼロでも損が小さい。一方で出金上限$2,000とファンド口座の一貫性50%が効いて、実力がある人ほど通常プランに大きく負けます。どのプランを買うべきか、口座数の上限、コピーの扱いまで。

検証2026/9/30
🧪

【2026年9月】FundedNext FuturesはRR何倍が得か?|損益比だけ動かして1年シミュレーション、RR2以上は一貫性40%で損をする

FundedNext Futures の4プラン(Flex・Legacy・Rapid Pro・Rapid Daily)で、実力(1トレードの期待値)を固定したまま RR(損益比)だけを 1:0.5〜1:3 に動かし、1年間の期待値をモンテカルロで比べました。Flex・Legacy・Rapid Pro は RR 1:1 以下が有利で、RR 1:2 以上は一貫性40%ルールで目標が実質的に上がって損をします。例外は一貫性のない Rapid Daily。負けが大きすぎる取引を対象にした矯正プログラム、10秒ルール、狭いブラケットの禁止も2026年9月29日に公式ヘルプで確認。

検証2026/9/29
🧪

FTMO と FundedElite はどっちを買うべきか|同じ前提で5プランを1年シミュレーションすると FTMO 1-Step が1位、FundedElite は Lite が健闘【2026年9月】

FTMO(2-Step / 1-Step)と FundedElite(2-Step / 2-Step Lite / 1-Step)を、公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで比較。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での期待値と、EA の可否・返金・無料リトライ・クーポンの違いをまとめました。

検証2026/9/28
🧪

Alpha Capitalの期待値は?|Alpha One と Alpha Pro を1年シミュレーションすると Pro 10% が1位【2026年9月】

Alpha Capital Group の Alpha One(6%・10%)と Alpha Pro 10%(On-Demand・隔週)を公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで計算。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での年間の手取りと、Alpha One の追従する最大損失・支払い方式で決まる一貫性ルール・返金なし・Max Risk Rule を解説。

検証2026/9/27
🧪

BrightFundedの期待値は?|1-Step・2-Step Bright・2-Step Classic を1年シミュレーションすると、2ステップの2本が1-Step のほぼ2倍【2026年9月】

BrightFunded の 1-Step・2-Step Bright・2-Step Classic($100K)を公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで計算。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での年間の手取りと、1-Step の追従する最大損失、参加費の返金なし、初回出金まで30日といった BrightFunded の特徴がどう効くかを解説。

検証2026/9/27
🧪

City Traders Imperium(CTI)の期待値は?|1-Step と 2-Step を1年シミュレーションすると2-Step が上【2026年9月】

City Traders Imperium(CTI)の1-Step Challenge と 2-Step Challenge($100K)を、公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで計算。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での年間の手取りと、1-Step の5%トレーリング・7日の利益日・月1回の出金が期待値にどう効くかを解説。

検証2026/9/27