🧪 検証

Moneta Funded の期待値は?|2-Step・1-Step・Instant・Instant Pro を1年シミュレーションすると、1回1%なら 1-Step が1位【2026年9月】

公開日: 2026/9/27

※ ルールと価格は2026年9月27日に Moneta Funded の公式サイトと公式ヘルプで確認しました。価格はすべて $100K の定価(クーポンなし)です。

結論

  • 1回1%・1.5%で張るなら、1-Step がどの実力でも1位です。1回1%・実力「中」で1年 +$24,796 でした。2-Step 5%/10%(+$22,016)が続きます。
  • Instant(一貫性20%・分配88%)は1回0.5%でしか使えません。 2026年9月21日以降に買った Instant は、1つの銘柄の含み損が口座の1%に達した時点で即失格です。1回0.5%なら、全プランで1位(「中」で +$17,017)でした。
  • 2-Step の2つの構成は、ほぼ互角です。5%/10% は価格が$195高いぶん器が広く、1回1%以上ではわずかに上回ります。
  • Instant Pro は $5,300 と高く、どの条件でも最下位です。実力「中」でもプラスは小さく、実力ゼロでは1年で −$24,956〜−$58,199 になります。
  • 実力ゼロ(勝率50%)でほぼトントンなのは、1回0.5%の Instant と1回1.5%の 1-Step だけです。プランを選んでも、勝ちが生まれるわけではありません。

Moneta Funded のプラン($100K)

2-Step 5%/10%2-Step 4%/8%1-StepInstant(20%/88%)Instant Pro
価格(定価)$855$660$780$877$5,300
目標5%→10%5%→10%10%なしなし
日次損失5%4%3%3%4%
最大損失10%(静的)8%(静的)6%(静的)5%(追従・初期残高で固定)8%(追従・初期残高で固定)
出金後の最大損失動かない動かない動かない出金承認で初期残高に上がる出金承認で初期残高に上がる
最低日数0.5%以上の利益日×3(各フェーズ)同左0.5%以上の利益日×3なしなし
一貫性なしなしなし1日の利益が総利益の20%までなし
分配88%88%88%88%88%
参加費の返金4回目の出金で全額同左同左なしなし
出金14日ごと・最低$100同左同左同左初回はいつでも、以後14日ごと
同じ銘柄の含み損ファンドで3%に達すると決済ファンドで2%に達すると決済ファンドで2%に達すると決済1%で即失格決済されるルールあり(下記)
レバレッジ(FX)1:1001:1001:301:301:30

日次損失は「当日の基準額 − 初期残高 × 日次%」で決まります。基準額は、毎日22:00 UTC(日本時間 朝7時)の残高と有効証拠金の高いほうです。含み益を持ったまま日をまたぐと基準額が上がるので、そのポジションが戻っただけで使える枠が減ります。

最大損失の「追従」は、口座の最高値から5%(Instant)または8%(Instant Pro)下にラインがついてくる方式です。ラインは初期残高まで上がると、そこで止まります。2026年9月21日以降に買った口座は、出金が承認された時点でラインが初期残高に上がります。 出金したあとは、初期残高を1円でも割ると失格です。

Instant の一貫性は、1日の利益が「総利益 × 20%」を超えると出金が保留になるルールです。没収はされず、取引を続けて比率が下がれば出金できます。購入時に15%(分配60%)か20%(分配88%)を選べます。この記事では20%・分配88%($877)で計算しました。15%・分配60%は $454 です。

同じ銘柄の含み損のルールは、ファンド口座で「その銘柄の含み損がしきい値に達すると、全ポジションが決済され、以後は1回のリスクが口座の1.5%までに制限される」というものです。Instant Pro のしきい値は、同じヘルプ記事の中で3%と2%の両方が書かれていて、どちらが正しいか確認できませんでした。この記事の張り方(1回1.5%まで・ポジション1つ)では、Instant 以外はどのしきい値にも当たりません。

2026年9月27日時点で、公式サイトには FLASH40(40%OFF) が表示されています(ヘルプでは9月末まで)。クーポンがあれば参加費は下がり、表の数字は良くなります。この記事の計算は定価です。

シミュレーションの前提

固定したもの

  • 1年(250営業日)・1日最大3トレード・利確と損切りは1:1
  • 1日の損失は全プラン共通で初期残高の2.5%まで(次に負けたら2.5%を超える日は、その日はそれ以上張らない)
  • 1回のリスク・含み損・1日の損失は、どれも3%を超えない(各社の3%系のルールには当たらない前提)
  • ロットは初期残高の r% で固定、ポジションは1つずつ
  • コストは1トレードあたりリスクの5%(勝ちは+0.95R、負けは−1.05R)。ドル円ならコスト往復1.5pipsで損切り・利確30pips、2pipsで40pipsに当たる
  • 失格したら同じプランを買い直す、スケーリングなし、出金は14日ごと、年末に口座に残った利益は数えない
  • 各条件2万回

動かしたもの

  • プラン
  • 実力:勝率 50%(ゼロ)/52%(小)/55%(中)/58%(強)
  • 1回のリスク r(0.5%・1.0%・1.5%)
  • 出金のときに口座へ残す利益の量(プランごとに一番いい量を選んだ)

このモデルに入れていないもの

  • Instant Pro の「1日の利益が4%に達すると自動決済・翌日まで停止」。1回1.5%で3連勝した日(+4.275%)だけ、わずかに当たります
  • Instant の一貫性は、モデルでは「一番良い日 ÷ プラスの日の合計」で判定しています。公式は「総利益」が分母なので、負けた日がある期間は公式のほうが少し厳しくなります
  • ニュース前後5分の取引制限(1-Step・2-Step。Instant Pro はニュース取引可)、日をまたぐ含み損益による日次の枠の変化、スワップ

期待値の計算式

1トレードの期待値

利確と損切りが1:1で、コストを1トレードあたりリスクの5%(0.05R)とすると、勝ったときは +0.95R、負けたときは −1.05R です。勝率を p とすると、

1トレードの期待値 = p × 0.95R − (1 − p) × 1.05R = (2p − 1.05) × R

実力勝率 p1トレードの期待値
ゼロ50%−0.05R
小52%−0.01R
中55%+0.05R
強58%+0.11R

1年間の期待値

1年間の期待値 = 1年間に受け取る報酬の平均 + 戻ってくる参加費の平均 − 払った参加費の平均

  • 受け取る報酬 = 出金額 × 分配率(全プラン88%)
  • 戻ってくる参加費:2-Step と 1-Step は4回目の出金で全額。Instant と Instant Pro は返金なし
  • 払った参加費 = 参加費 × 1年間に買った回数(失格するたびに買い直す)

損は「参加費 × 買った回数」で打ち止めになるのに、合格した口座からの報酬には上限がありません。この形なので、1トレードの期待値がわずかにマイナスでも、1年間ではプラスになることがあります。3つの平均は式では出せないので、ルールどおりに1年間の取引を2万回まわして平均を取りました(モンテカルロ法)。

ドル円での具体例

$100K の口座で1回1%($1,000)を張り、ドル円のコストが往復1.5pipsなら、損切り・利確30pipsで5ロットです。勝つと +$950、負けると −$1,050 になり、勝率55%で1トレード +$50 です。ロット数・実効レバレッジ・コストの計算は 4社比較の記事 に詳しく書いています。

Moneta の 1-Step と Instant は FX のレバレッジが1:30です。5ロット($50万)は実効5倍なので、1回1%・30pips なら上限の範囲に収まります。

1回0.5%:1年間の手取り−参加費の平均

実力2-Step 5%/10%2-Step 4%/8%1-StepInstant(20%/88%)Instant Pro
ゼロ−$2,515−$2,389−$2,964+$57−$24,956
小−$889−$781−$35+$5,915−$15,045
中+$6,605+$6,531+$9,738+$17,017+$3,035
強+$21,920+$21,639+$26,527+$32,210+$23,278

1回0.5%なら、負けても含み損は0.525%で、Instant の1%ルールに当たりません。この張り方では Instant が全実力で1位です。参加費に対して最大損失5%の器が大きく、評価なしで初日からファンド口座として取引できるのが効いています。

1回1.0%

実力2-Step 5%/10%2-Step 4%/8%1-StepInstant(20%/88%)Instant Pro
ゼロ−$3,156−$3,106−$2,695対象外−$49,166
小+$2,954+$2,544+$5,060対象外−$27,627
中+$22,016+$20,234+$24,796対象外+$9,838
強+$53,040+$50,501+$55,207対象外+$49,266

Instant は1回1%では使えません。 損切りにかかる直前、含み損はコスト込みで口座の1%を超えるので、2026年9月21日以降に買った口座はその時点で失格になります。1%ちょうどで損切りを置いても、スプレッドやスリッページで超えることがあります。

1回1.5%

実力2-Step 5%/10%2-Step 4%/8%1-StepInstant(20%/88%)Instant Pro
ゼロ−$1,401−$1,736+$118対象外−$58,199
小+$6,686+$5,699+$9,810対象外−$32,906
中+$28,135+$25,301+$32,165対象外+$9,945
強+$61,787+$58,506+$65,062対象外+$55,499

1-Step の日次は3%です。1日2.5%で止める前提なので、1回1.5%でも日次には当たりません。

差がつく理由

プラン効いている要素
1-Step1ステップで早くファンドに着く。最大損失は6%と狭いが静的で、出金しても動かない。4回目の出金で参加費が戻る
2-Step 5%/10%器が一番広い(10%静的)。ただしフェーズ2の目標が10%と重く、ファンドに着くまで時間がかかる
2-Step 4%/8%価格は$195安いが、フェーズ2は「8%しか負けられないのに10%勝つ」構成。大きく張るほど 5%/10% に差をつけられる
Instant(20%/88%)評価なし・参加費が口座の0.877%。1回0.5%なら最強だが、含み損1%で即失格なので大きく張れない。出金承認でラインが初期残高に上がる
Instant Pro参加費が口座の5.3%と、ほかの6〜8倍。器(8%追従)と初回のオンデマンド出金では取り返せない

1-Step は「目標10% ÷ 最大損失6%」で、Moneta のなかでは一番きつい構成です。それでも1位なのは、1ステップで早くファンドに着き、1年のうち稼げる日数が長くなるからです。2-Step は2つのフェーズで合わせて15%を稼ぐ必要があり、そのぶんファンド口座で過ごす日数が減ります。

Instant と Instant Pro は、出金が承認されるとラインが初期残高に上がります。出金したあとは、口座に残した利益だけが余裕になります。シミュレーションでは「出金のときに口座に残す利益」をプランごとに一番いい量で選んでいます。

どれを買うか

あなたの状況おすすめ
1回1%前後で張る1-Step
1日に大きく負ける日がある・日次の余裕がほしい2-Step 5%/10%(日次5%・最大損失10%)
1回0.5%以下の小さな張り方で、毎日こつこつ積むInstant(20%/88%)
ニュース取引をしたいInstant Pro だけが可能。ただし期待値は一番低い

1回0.5%の Instant(「中」で +$17,017)より、1回1%の 1-Step(+$24,796)のほうが上です。大きく張れる人は 1-Step、張り方を小さく保ちたい人は Instant、という分け方になります。

よくある質問

Q. Moneta Funded の期待値はプラスですか?

勝率55%(1トレード +0.05R)の実力があれば、Instant Pro 以外はどのプランも1年でプラスになりました。実力ゼロ(勝率50%)では、1回0.5%の Instant(+$57)と1回1.5%の 1-Step(+$118)がほぼトントンで、それ以外はマイナスです。

Q. Moneta Funded の参加費は返金されますか?

1-Step と 2-Step は、同じチャレンジから4回目の出金をしたときに参加費が全額戻ります。Instant と Instant Pro に返金はありません。一度取引した口座は、これ以外の理由では返金されません(未使用なら購入から14日以内に返金可)。

Q. Moneta Funded の出金はいつ、いくらからできますか?

ファンド口座で最初に取引してから14日後に初回、その後は14日ごとで、最低$100です。Instant Pro だけは初回をいつでも申請できます。受け取りは USDC・USDT(ERC20・TRC20)か、Moneta Markets の口座です。公式ヘルプに1回の上限は書かれていません。

Q. Instant の「含み損1%で即失格」はいつからですか?

2026年9月21日以降に購入した Instant 口座からです。1つの銘柄の含み損が口座サイズの1%に達すると、警告なしで失格になります。それより前に買った口座は、2%で決済・以後1.5%制限という旧ルールです。

Q. クーポンを使うと結果は変わりますか?

参加費が下がるので、どのプランも良くなります。2026年9月27日時点で公式サイトに FLASH40(40%OFF)が出ています。一番効くのは参加費の割合が大きい Instant Pro ですが、40%引いても$3,180で、ほかのプランとの差は埋まりません。

Q. 自分の条件で回したい

シミュレーションのスクリプトと、この記事の設定ファイルを公開しています。価格(クーポン適用後など)・勝率・ロットを変えて回せます(Python と numba が必要です)。

関連

出典: Moneta Funded 公式サイト(トップの Challenge Builder)、公式ヘルプ「1-Step Challenge」「2-Step Challenge」「Instant Funding Account」「Trailing Drawdown」「Max Floating Loss」「Consistency Rule」「Daily Permitted Loss」「Product Offerings」「Payout Methods」「Refund Policy」。いずれも2026年9月27日確認。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

📚あわせて読みたい

🧪

The5ersサマープランの期待値は?|$100Kが$149の激安プラン、ただし出金上限$2,000で「安いけど伸びない」【2026年9月】

The5ersの期間限定「サマープラン」(1-Step $249、2-Step $100K $149〜、$200K $249〜)の価格とルールを2026年9月30日に公式ページで確認し、1年間の期待値をモンテカルロで計算しました。損失枠あたりの価格は通常のHigh Stakesの3分の1以下で、実力ゼロでも損が小さい。一方で出金上限$2,000とファンド口座の一貫性50%が効いて、実力がある人ほど通常プランに大きく負けます。どのプランを買うべきか、口座数の上限、コピーの扱いまで。

検証2026/9/30
🧪

【2026年9月】FundedNext FuturesはRR何倍が得か?|損益比だけ動かして1年シミュレーション、RR2以上は一貫性40%で損をする

FundedNext Futures の4プラン(Flex・Legacy・Rapid Pro・Rapid Daily)で、実力(1トレードの期待値)を固定したまま RR(損益比)だけを 1:0.5〜1:3 に動かし、1年間の期待値をモンテカルロで比べました。Flex・Legacy・Rapid Pro は RR 1:1 以下が有利で、RR 1:2 以上は一貫性40%ルールで目標が実質的に上がって損をします。例外は一貫性のない Rapid Daily。負けが大きすぎる取引を対象にした矯正プログラム、10秒ルール、狭いブラケットの禁止も2026年9月29日に公式ヘルプで確認。

検証2026/9/29
🧪

FTMO と FundedElite はどっちを買うべきか|同じ前提で5プランを1年シミュレーションすると FTMO 1-Step が1位、FundedElite は Lite が健闘【2026年9月】

FTMO(2-Step / 1-Step)と FundedElite(2-Step / 2-Step Lite / 1-Step)を、公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで比較。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での期待値と、EA の可否・返金・無料リトライ・クーポンの違いをまとめました。

検証2026/9/28
🧪

Alpha Capitalの期待値は?|Alpha One と Alpha Pro を1年シミュレーションすると Pro 10% が1位【2026年9月】

Alpha Capital Group の Alpha One(6%・10%)と Alpha Pro 10%(On-Demand・隔週)を公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで計算。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での年間の手取りと、Alpha One の追従する最大損失・支払い方式で決まる一貫性ルール・返金なし・Max Risk Rule を解説。

検証2026/9/27
🧪

Blueberry Fundedの期待値は?|Prime・1-Step・Flex 1-Step・Instant Eliteを1年シミュレーションすると、実力があれば Instant Elite が1位、実力ゼロでは最大の赤字【2026年9月】

Blueberry Funded の Prime 2-Step・1-Step・Flex 1-Step・Instant Elite を公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで計算。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での年間の手取りと、1トレードアイデアのリスク上限(Flex 1%・1-Step と Instant 1.5%)、Instant Elite の追従型の最大損失を解説。

検証2026/9/27
🧪

BrightFundedの期待値は?|1-Step・2-Step Bright・2-Step Classic を1年シミュレーションすると、2ステップの2本が1-Step のほぼ2倍【2026年9月】

BrightFunded の 1-Step・2-Step Bright・2-Step Classic($100K)を公式ルールどおりに1年間のモンテカルロで計算。1回のリスク0.5%・1%・1.5%、勝率50〜58%での年間の手取りと、1-Step の追従する最大損失、参加費の返金なし、初回出金まで30日といった BrightFunded の特徴がどう効くかを解説。

検証2026/9/27