🧪 検証

FundedEliteの期待値は?|2-Step・Lite・1-Stepを1年シミュレーションすると実力があれば1-Stepが1位【2026年9月】

公開日: 2026/9/27

※ ルールと価格は2026年9月27日に FundedElite の公式サイト(チャレンジ設定画面)と公式FAQで確認しました。FundedElite は条件を自分で選ぶ「フルカスタム型」なので、この記事では代表的な構成を3本選んで計算しています。価格はすべて定価(新規ユーザー向けクーポン NEW50 を使う前の金額)です。最大損失は公式FAQの標準の8%で計算しました(設定画面の14%表示については下で説明します)。

結論

  • 実力が少しでもあれば、3本の中では 1-Step が1位でした。1回1%・実力「中」で1年 +$25,607 です。
  • 2-Step と 2-Step Lite はほぼ同じ成績です(同じ条件で +$20,648 / +$21,232)。Lite は日次が4%と少し狭いぶん、参加費が$175ほど安く、そのぶん Lite がわずかに上です。
  • 実力ゼロ(勝率50%)では、1回0.5%と1%で3本ともマイナスでした。このときは参加費が一番安い 2-Step Lite の損が一番小さくなります(1回1%で −$167)。
  • どのプランも、最大損失8%が静的で出金しても動かないことが効いています。1-Step はファンドに早く着くぶん、実力があるほど差が開きます。
  • FundedElite は EA(自動売買)で取引すること自体を禁止しています。EA 前提の人は、この表の数字以前に対象外です。

FundedEliteのプラン($100K 相当)

この記事で計算した3つの構成です。利益分配80%・出金間隔14日・レバレッジ1:30 は、設定画面の初期値のままにしています。

2-Step2-Step Lite1-Step
価格(定価)$519$343.85$654.35
NEW50 適用後(初回のみ)$259.50$171.93$327.18
目標8%→5%8%→5%10%
日次損失5%4%3%
最大損失8%(静的・FAQ標準)8%(静的・FAQ標準)8%(静的・FAQ標準)
出金後の最大損失動かない動かない動かない
最低日数0.5%以上の利益日×3(各フェーズ)同左1%以上の利益日×3
一貫性ルールなしなしなし
分配80%(60/70/80/95%から選択)同左同左
参加費の返金3回目の報酬で返金同左同左
出金初回は21日後、以降14日ごと同左同左
無料リトライあり(条件が悪くなる)なしあり(条件が悪くなる)

日次損失の基準は、前日の取引終了時点の「有効証拠金と残高の高いほう」から、初期残高の日次%を引いた金額です。たとえば$100K・日次5%で、前日の終わりに有効証拠金が$102,750なら、その日のラインは$97,750です。1日の区切りは毎日21:00 UTC(日本時間の朝6:00、夏も冬も同じ)です。

最大損失は静的で、初期残高から一切動きません。出金しても上がらない、と FAQ に書かれています。

最大損失の設定について。 FAQ では、2-Step と 1-Step の最大損失は5/6/8/9/10%から選べて標準は8%、Lite は6/8/10%とされています。この記事は標準の8%で計算しました。なお2026年9月27日時点では、設定画面に期間限定と思われる「最大損失制限 14%・現在のオファーに含まれています」が表示されていました。オファーの期限は公式に書かれておらず未確認です。

無料リトライ(Second chance)について。 2-Step と 1-Step は、評価中に失格すると1回だけ新しい口座がもらえます。ただし条件は悪くなります。2-Step は日次が3%(設定画面の表示では最大損失8%)、1-Step は最大損失が6%に下がり、どちらも分配は以後ずっと50%、参加費の返金もなくなります。ファンド口座で失格したときはリトライはありません。

シミュレーションの前提

固定したもの

  • 1年(250営業日)・1日最大3トレード・利確と損切りは1:1
  • 1日の損失は初期残高の2.5%まで(次に負けたら2.5%を超える日は、その日はそれ以上張らない)
  • 1回のリスク・含み損・1日の損失は、どれも3%を超えない
  • ロットは初期残高の r% で固定、ポジションは1つずつ
  • コストは1トレードあたりリスクの5%(勝ちは+0.95R、負けは−1.05R)
  • 失格したら同じプランを定価で買い直す、スケーリングなし、出金は初回21日後(15営業日)・以降14日ごと(10営業日)、年末に口座に残った利益は数えない
  • 各条件2万回

動かしたもの

  • プラン
  • 実力:勝率 50%(ゼロ)/52%(小)/55%(中)/58%(強)
  • 1回のリスク r(0.5%・1.0%・1.5%)
  • 出金のときに口座へ残す利益の量(プランごとに一番いい量を選んだ)

このモデルに入れていないもの

  • 無料リトライ(Second chance)。2-Step と 1-Step は、失格しても1回は無料で再挑戦できますが、計算では失格したらすぐ定価で買い直しています。そのぶん 2-Step と 1-Step の数字は実際より少し悪く出ています(リトライ後の分配は50%なので、上乗せは大きくありません)。
  • 1-Step の利益日の基準。公式は「1%以上の利益の日」が3日必要ですが、計算は他のプランと同じ「0.5%以上」で数えています。1-Step の数字は、合格までの日数の分だけ少し良く出ています。
  • ファンド口座の「1銘柄あたりの1日のリスク上限」。ファンド段階では、同じ銘柄に1日で賭けるリスクの合計が日次損失の半分(2-Step 2.5%・Lite 2%・1-Step 1.5%)までです。勝ったトレードもリスクとして数え、損切りを置かないときは保有中の一番不利な値動きで測ります。1-Step で1回1%を1日に3回張るなら、銘柄を分ける必要があります。
  • 最低保有時間3分(アドオンで30秒)、週末の取引・持ち越しの設定、29日無取引での口座終了、出金手数料($500以上は Rise で$40、$500未満は暗号資産で3%)、リスク面談。

期待値の計算式

1トレードの期待値

利確と損切りが1:1で、コストを1トレードあたりリスクの5%(0.05R)とすると、勝ったときは +0.95R、負けたときは −1.05R です。勝率を p とすると、

1トレードの期待値 = p × 0.95R − (1 − p) × 1.05R = (2p − 1.05) × R

実力勝率 p1トレードの期待値
ゼロ50%−0.05R
小52%−0.01R
中55%+0.05R
強58%+0.11R

1年間の期待値

1年間の期待値 = 1年間に受け取る報酬の平均 + 戻ってくる参加費の平均 − 払った参加費の平均

  • 受け取る報酬 = 出金額 × 分配率(80%)
  • 戻ってくる参加費:3回目の報酬で、そのチャレンジの参加費が戻る
  • 払った参加費 = 参加費 × 1年間に買った回数(失格するたびに買い直す)

損は「参加費 × 買った回数」で打ち止めになるのに、合格した口座からの報酬には上限がありません。この形なので、1トレードの期待値がわずかにマイナスでも、1年間ではプラスになるプランが出てきます。3つの平均は式では出せないので、ルールどおりに1年間の取引を2万回まわして平均を取りました。

ドル円で言うと、コスト往復1.5pipsなら損切り・利確30pips、2pipsなら40pipsのときに「コストはリスクの5%」になります。$100K・1回1%なら、損切り30pipsで5ロットです。計算の中身とロット数の表は4社比較の記事に詳しく書いています。

1回0.5%

1年間の手取り−参加費の平均($100K 相当)です。

実力2-Step2-Step Lite1-Step
ゼロ−$1,707−$1,069−$1,813
小−$130+$299+$592
中+$7,138+$7,316+$9,628
強+$21,214+$21,258+$24,936

黒字になる確率は、実力「中」で 2-Step 71% / Lite 72% / 1-Step 83% でした。

1回1.0%

実力2-Step2-Step Lite1-Step
ゼロ−$1,554−$167−$388
小+$3,854+$4,902+$6,707
中+$20,648+$21,232+$25,607
強+$48,292+$48,550+$53,586

黒字になる確率は、実力ゼロで 23% / 28% / 35%、実力「中」で 91% / 92% / 96% でした。

1回1.5%

1回1.5%だと、1回負けた時点で次に負けると2.5%を超えるので、その日はそこで止まります。

実力2-Step2-Step Lite1-Step
ゼロ+$225+$2,083+$2,965
小+$7,335+$8,849+$12,072
中+$25,999+$27,013+$33,455
強+$56,017+$56,491+$64,071

差がつく理由

プラン効いている要素
1-Stepステップが1つだけで、ファンドに早く着く。目標10%は最大損失8%より遠いが、1回で終わる。日次3%は、1日2.5%で止めれば当たらない
2-Step目標は 8%→5% と軽いが、2回合格する必要がある。日次5%の余裕は、1日2.5%で止める運用では使われない
2-Step Lite中身は 2-Step とほぼ同じで、参加費が$175ほど安い。日次4%も2.5%で止めれば当たらない。無料リトライがない。実力ゼロでは損が一番小さい

3プランとも、最大損失8%が静的で、出金しても動かないのが効いています。出金で残高が減っても、ラインは初期残高の92%のままです。合格した口座では、出金のときに利益を少し残しておくと失格しにくくなります(計算では残す量をプランごとに最適化しています)。

1-Step が上に来るのは、2-Step より合格までの距離が短いからです。2-Step は 8%+5%=合計13%を2回に分けて取る必要があり、途中の失格のリスクも2回ぶんあります。1-Step は10%を1回取れば終わりです。

2-Step と Lite の差が小さいのは、この記事の運用(1日2.5%で止める)では、日次5%と4%の違いがほとんど効かないからです。1日に大きく負けることがある人は、2-Step の日次5%の余裕に意味が出てきます。

どれを買うか

あなたの状況おすすめ
1日の損失を2.5%で止められる1-Step
1日に大きく負ける日がある2-Step(日次5%。失格しても1回はリトライできる)
参加費をできるだけ抑えたい・実力に自信がない2-Step Lite(成績は 2-Step とほぼ同じで$175安い。実力ゼロでは損が一番小さい)
EA(自動売買)で運用したいFundedElite は対象外。EA のルール比較から選ぶ
1日で大きく取る手法一貫性ルールはないが、「1回のトレードで目標を取りに行く」取引はギャンブルとして違反扱い(ソフトブリーチ)になる

EA は禁止です。 公式FAQの「EAs (Expert Advisors)」には、EA はリスク管理・ロット計算・分析などの補助に使うのはよいが、EA が自分で売買してはいけない、完全自動・一部自動の戦略(マーチンゲール、グリッド、市販のゴールドスキャルbot など)は不可、と書かれています。申告していない EA が見つかると、チャレンジは終了です。

評判について。 Trustpilot は2026年7月時点で、ガイドライン違反(やらせレビューの削除)によりレーティングが一時停止されていました(詳しくはFundedElite の評判記事)。今回(2026年9月27日)は Trustpilot の画面が確認用の認証で開けず、現在の状態は確かめられていません。

よくある質問

Q. FundedElite の期待値はプラスですか?

この記事の前提(1日2.5%で止める・1回1%)では、実力「中」(勝率55%)で1年 +$20,648〜+$25,607 でした。実力ゼロでは1回1%で3本ともマイナス(−$167〜−$1,554)で、黒字になる確率も23〜35%です。プランの選び方で勝ちが生まれるわけではありません。

Q. 最大損失は8%ですか、14%ですか?

公式FAQの標準は8%(選択制)で、この記事は8%で計算しました。2026年9月27日時点では、設定画面に期間限定と思われる14%が「現在のオファー」として表示されていました。期限は未確認なので、購入前に設定画面の表示を確かめてください。

Q. FundedElite の参加費は返金されますか?

評価に1回目で合格した場合、3回目の報酬と一緒に参加費が戻ります。無料リトライ(Second chance)を使って合格した口座は返金の対象外です。ルール違反によるリセットがあった場合も返金の権利はなくなります。なお、ソフトブリーチ(最低保有時間の違反など)があると、出金の回数が1回目から数え直しになります。購入した参加費そのものは、ログイン情報を受け取った時点で返金不可です。

Q. FundedElite の出金はいつからできますか?

初回の出金は、ファンド口座になってから21日後に申請できます。その後は、購入時に選んだ間隔(3・7・14・21日)ごとです。この記事は初期値の14日で計算しました。ファンド口座でも最低3日の取引が必要です。$500以上は Rise 経由(手数料$40)、$500未満は暗号資産(手数料3%)で支払われます。出金の前後にリスク面談(ビデオ面談)を求められることがあり、5営業日以内に受けないと出金は拒否されます。

Q. 出金したら最大損失のラインは上がりますか?

上がりません。FAQ「How are Daily and Total Drawdown calculated?」に、静的な最大損失は初期残高を基準にして、チャレンジ中もファンド口座でも変わらないと書かれています。出金した分だけ残高は減るので、出金のたびにラインまでの距離は縮みます。この記事では、出金のときに口座に残す利益の量をプランごとに最適化しています。

Q. 無料リトライを使えば、もっと得になりますか?

少しだけ得になります。ただし、リトライ後の口座は日次や最大損失が狭くなり、分配が以後ずっと50%になり、参加費も戻りません。この記事の計算はリトライを使わない前提なので、2-Step と 1-Step はリトライのぶんだけ実際より少し悪く出ています。それでも実力があるときの順位(1-Step が1位)は変わらないと考えられます。

Q. 自分の条件で回したい

シミュレーションのエンジンと、この記事の設定ファイルを公開しています。python sim-prop-ev.py fundedelite.json 20000 で同じ表が出ます。価格・目標・最大損失・分配を書き換えれば、自分が選ぶ構成で計算できます(Python と numba が必要です)。

関連

出典: FundedElite「チャレンジ設定画面」、公式FAQ「2-Step Challenge + FREE RETRY」「1-Step Challenge + FREE RETRY」「LITE-2 step CHALLENGE」「Second Chance and how it works」「How are Daily and Total Drawdown calculated?」「Do I get my fee back?」「Payouts process and profit split」「Strategy Risk Limits」「EAs (Expert Advisors)」「What time is the dashboard clock based on?」。いずれも2026年9月27日確認。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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