🧪 検証

Hola Prime はどのプランを買うべきか|EAで使うなら「2%ルール」が全部を決める

公開日: 2026/9/19更新日: 2026/9/19

※ 本記事は特定の戦略形状(週1回エントリー・ゴールド・EA)で検証した結果です。戦略が違えば順位も変わります。投資助言ではありません。前提と限界は末尾に明記しています。

Hola Prime には5つのプランがあります。1-Step Prime / 2-Step Prime / 2-Step Prime X / 2-Step Pro / Direct。

価格はどれも似ていて、$100K なら $569〜$1,049。公式の常設クーポン WELCOME20 で20%引きになります($2K・$200K・$300K は対象外)。

ところが EA で使うなら、価格より先に見るべきルールがあります。

まず「1トレードアイデア2%」を理解する

Hola Prime のファンド口座には、こういうルールがあります。

Code
・すべての取引にストップロスが必須
・1トレードアイデアあたりのリスク上限 2%
・同一銘柄・同方向を10分以内に建て直すと「同じアイデア」として合算
・時間的に重なる分割ポジションも1つのアイデアとして合算

ここで言う「リスク」の定義が独特で、ここを取り違えると設定を間違えます。

公式の取引ルールページには、こう書かれています。

「リスク」とは、ストップロスの設定によって決定される、取引または取引アイデアにおける最大損失額を指します。 重要なのは取ったリスクだけであり、損失そのものではありません。 SLが2%のリスク制限内に設定されている場合、価格差によって生じた追加の損失は、リスク計算には考慮されません。

つまり判定されるのはエントリー時点でSLが口座の何%の位置にあるかだけです。

Code
SLを口座の1.9%の位置に置く → 遵守
窓開けでSLを飛び越えて3%損した → それでも遵守(リスク計算に入らない)
SLを2.1%の位置に置く → 違反。口座停止

「含み損が2%に触れたら終わり」ではありません。 その条文は別にあって、ストップロスを設定していない取引にだけ適用されます。

ストップロス(SL)を設定していない取引または取引案において、2%を超える未実現損失または実現損失が生じた場合は、規約違反とみなされます。

設定に落とすとこうなる

EAで回すなら、ストップロスを口座の1.9%あたり(2%に少し余裕を持たせた位置)に置くだけです。

他社で2.5%のストップロスを使っている戦略なら、同じ値幅を保つためにロットを約0.76倍にします。

Code
他社(ストップロス2.5%)… ロット 1.00
Hola Prime(同1.9%) … ロット 0.76

ここを「含み損2%」と読んで1.25%まで詰めると、ロットが0.5倍になって利益を3割捨てます。 筆者は最初そう誤読していました。

そしてこのルールは評価フェーズには無い

公式の料金シミュレーターにある取引目標の表が、そのまま答えになっています。

項目Challenge PhaseSim. Funded
Risk Per Trade IdeaNA2%
EAs & Indicators✓✓
News Trading✓✓

評価中はリスク上限もストップロス必須も適用されません。 等倍のロットで走らせられます。

Code
評価中 … ロット 1.00・ストップロス 2.5%
ファンド後 … ロット 0.76・ストップロス 1.9%

EAのパラメータを、評価中とファンド後で切り替える運用が要ります。ここを知らずに最初から絞ると、合格までが無駄に遅くなります。

4プランを実データで流してみた

ここからは実測です。週1回エントリーのゴールド戦略を2本、2年半ぶんの1時間足に流し、チャレンジ→ファンド→失格→買い直しのループを実際の並びのまま回しました。参加費は WELCOME20 適用後の $100K 価格です。

プラン参加費目標最大損失日次最低取引日年間の手取り失格/年
1-Step Prime$46310%6%3%2日+385万円4.6
2-Step Prime$4558%→5%10%5%各3日+316万円2.3
2-Step Pro$5458%→5%10%5%各2日+311万円2.3
2-Step Prime X$45510%→5%10%5%各5日+268万円2.3

1-Step Prime が22%上でした。 そして期間を3分割しても、順位は変わりませんでした。

プラン2024年前半2025年2026年
1-Step Prime+14万円+392万円+689万円
2-Step Prime−22万円+108万円+540万円
2-Step Pro−27万円+101万円+533万円
2-Step Prime X−27万円+59万円+502万円

なぜ一番きついプランが勝つのか

これは直感に反します。 プランの難しさは「目標 ÷ 最大損失」で測れます。

Code
1-Step Prime … 10% ÷ 6% = 1.67 ← 最もきつい
2-Step Prime … 8% ÷ 10% = 0.80 → 5% ÷ 10% = 0.50

2ステップは器に余裕があるうえ、フェーズが変わるたびに残高がリセットされます。普通に考えれば2ステップが勝つはずで、筆者も検証前はそう予想していました。

実際は逆でした。理由は速さです。

1ステップは1回通ればファンドです。2ステップは2回通す必要があり、最低取引日数も各フェーズで積み上がります。週1回しかエントリーしない戦略だと、この差が効きます。

最大損失6%は確かに狭く、失格は年4.6回でした(2ステップは2.3回)。ただし失格しても$463で買い直せます。ファンド口座で稼いでいる時間の長さが、失格の回数を上回りました。

逆に言えば、この結論は「失格が安い」という前提に乗っています。 買い直しの手間を惜しむ人、参加費を一度しか払えない人には当てはまりません。

2-Step Prime X は避けたほうがいい

Prime X の売り文句は魅力的に見えます。「ストップロス必須・2%リスク・10分ルールが外れる」。

ところが外れた代わりに、「含み損2%」という別の縛りが付きます。 そしてこれは、他プランの2%ルールより明確に厳しいものです。

他プランの2%は「エントリー時点のストップロス位置」で判定されます。窓開けで超過しても不問です。 Prime X の「含み損2%」は実際の評価損で判定されます。ストップロスを置く自由と引き換えに、含み損の上限という逃げ場のない条件を背負う形になります。

そのうえで追加される条件がこれです。

Code
・一貫性ルール 50%
・最低取引日数 各フェーズ5日(他は2〜3日)
・出金は隔週・分配80%のみ(他プランは月次95%を選べる)
・ファンド口座はニューストレード不可

縛りが外れたぶんの見返りが無く、条件だけ悪化しています。 検証でも4本中最下位でした。

「SL必須が嫌だから Prime X」という選び方は、外れているつもりの縛りが名前を変えて残っているので成立しません。

2-Step Pro が要る人・要らない人

2-Step Pro と 2-Step Prime の差は、実質この2点だけです。

2-Step Prime2-Step Pro
レバレッジ1:501:100
最低取引日数各3日各2日
参加費($100K・割引後)$455$545
ファンド後のニュース可不可
ファンド後の週末保有可不可

$90高くて、ファンド後の制限が2つ増えます。 見返りはレバレッジと最低取引日数。

ただし「1:50」「1:100」は為替の数字です。 Hola Prime のレバレッジは商品別に分かれています。

商品1-Step / 2-Step Prime2-Step Pro
FX50:1100:1
金属(ゴールド)10:120:1
指数10:120:1
商品2:14:1
暗号資産1:12:1

ゴールドや指数を触るなら、効いてくるのは10:1のほうです。 $100K口座でゴールド1.8ロットなら想定元本は約$79万、レバレッジ7.9倍。10倍の上限まで余裕がほとんどありません。

為替だけを触るなら1:50で足りることが多く、Pro の$90は払わなくて済みます。ゴールドや指数で大きめのロットを使う予定なら、Pro の20:1が効いてきます。

Direct は EA が使えない

Direct 口座は EA・自動売買が全面禁止です。公式FAQに "strictly prohibited" と明記されています。

評価なしで即ファンドという商品性は魅力的ですが、自動売買前提なら選択肢に入りません。加えて7%のEODトレーリングDD、一貫性20%、ニュースと週末保有がどちらも不可と、手動でも条件は軽くありません。

銘柄が足りない場合がある(実測)

2026年9月19日に、筆者の $100K 口座(HolaPrime-Server1)で銘柄仕様を実測しました。

銘柄Hola Prime での名前契約サイズ
ゴールドXAUUSD100
ドル円・GBPJPYUSDJPY / GBPJPY100,000
ナスダックNASUSD1
日経225存在しない—
ダウ存在しない—

銘柄総数は88。日経とダウの銘柄がありませんでした。

指数系の戦略を持ち込む予定なら、買う前に扱える銘柄を確認してください。 同じ調査で他社も測りましたが、指数は社ごとに名前も契約サイズもバラバラで、ナスダックひとつ取っても契約サイズが1から20まで振れました。ここを間違えるとロットが桁で変わります。

最小ストップ距離は0、ゴールドのスプレッドは測定時点で観測できず(市場休場中)、1注文あたりのロット上限には引っかかりませんでした。

買う前に知っておきたい細かい条件

公式の取引ルールページから、見落としやすいものを拾っておきます。

出金方式で条件が変わる。 購入時に選びます。

方式分配条件
オンデマンド80%一貫性スコア40%・最低報酬は初期残高の2%
隔週80%最低採算日数3(1日0.5%以上の利益が3日)
月次95%最低採算日数7・参加費が20%高くなる

出金手数料が2.5%かかります。 銀行振込とRiseは最低$25、暗号資産は最低$5。分配95%を選んでも、手取りはここからさらに引かれます。

日次損失は「前日の終値残高」基準です。 初期残高基準ではありません。利益が乗れば枠も増え、減れば枠も減ります。

口座数の上限があります。 $50K×4 / $100K×2 / $200K×1 のいずれか。FXと先物を合わせた最大運用額は$800K。一部の国は最大$90Kに制限されます(対象国は公式の一覧で確認してください)。

結論

EAで使うなら 1-Step Prime。 $100K で $579、WELCOME20 で $463。

理由は3つです。

⒈ 1回通ればファンド。 週1回エントリーのような低頻度の戦略では、フェーズを2回通す時間コストが器の余裕を上回りました。3つの期間すべてで1位です。

⒉ 最低取引日数が2日と最短。 2-Step Prime は各フェーズ3日、Prime X は各5日です。

⒊ ファンド後の制限が最も軽い。 ニュースも週末保有も可。2-Step Pro はどちらも不可、Prime X はニュース不可です。

最大損失6%が狭いのは事実で、失格は年4〜5回ペースでした。そこを「買い直せばいい」と割り切れるかどうかが分岐点です。割り切れないなら 2-Step Prime にしてください。差は22%で、致命的な差ではありません。

そしてどのプランを選んでも、評価フェーズは等倍ロットで走らせてください。 2%ルールはファンド口座にしか効きません。ここを取り逃すと、合格までの時間が倍になります。

この検証の限界

  • 戦略形状が1つだけです。週1回エントリー・ゴールド・保有数時間という形で測っています。1日に何度も入る戦略、保有が数日にわたる戦略では順位が変わる可能性があります
  • 最低取引日数と一貫性ルールはモデルに入っていません。 Prime X の一貫性50%と最低5日は、実際にはさらに不利に働く可能性があります
  • 検証期間は2年半(2024年4月〜2026年9月)。ゴールドという1銘柄に依存しています
  • スリッページ・約定拒否・出金サイクルは未計上です
  • 価格とルールは2026年9月19日に公式サイトの料金シミュレーターと取引ルールページで実測したものです。クーポンの有無で結論は変わります
  • 出金手数料2.5%と一貫性ルールはシミュレーションに入っていません。 実際の手取りは表より少なくなります
  • 金額そのものより、順序を見てください。 絶対額は検証期間の相場に強く依存します

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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