🧪 検証

Lark Fundingの期待値は?|1-Step・3-Step・Instantを1年シミュレーションすると1-Stepが1位【2026年9月】

公開日: 2026/9/27

※ ルールと価格は2026年9月27日に Lark Funding の公式サイト・公式ヘルプで確認しました。価格はすべて定価(ドル建て)で、$100K の口座で計算しています。

結論

  • 1回1%・実力「中」なら 1-Step が1位で、1年 +$23,182 でした。3-Step(+$15,034)と Instant(+$13,334)が続きます。
  • 1-Step が強いのは、1ステップで最低日数がなく、最大損失7%が最後まで静的(初期残高基準で動かない) だからです。出金しても失格ラインは $93,000 のままです。
  • 3-Step は $370 と安く、日次損失もありません。ただし最大損失が5%と狭く、3段階を通る必要があるので、1-Step に届きませんでした。
  • Instant は $4,500 と口座の4.5%もするので、実力が「中」以下では参加費に負けます。実力ゼロでは1回1%で1年 −$40,721 でした。1位になるのは、実力「強」で1回0.5%・1%のときだけです。
  • 実力ゼロ(勝率50%)でプラスになるのは、1回1.5%の 1-Step(+$700)だけで、黒字になる確率も44%です。プランの選び方で勝ちが生まれるわけではありません。

Lark Fundingのプラン($100K 相当)

1-Step3-StepInstant
価格$800$370$4,500
目標10%5%→4%→3%なし(最初からファンド)
日次損失5%なし5%(前日17時 米東部の確定残高が基準)
最大損失7%(静的)5%(静的)8%(最高値に追従)
出金後の最大損失動かない動かない初期残高で固定(+8%到達か初回出金で)
最低日数なしなしなし
分配80%80%90%
参加費の返金なしなしなし
出金の間隔14日ごと14日ごと初回はいつでも、以降30日ごと
出金の下限・手数料$100・1回$40$100・1回$40$100・1回$40
レバレッジ30倍FX 50倍(金10倍)FX 50倍(金10倍)

3つのプランとも、一貫性ルール(一番良い日の割合の制限)と最低取引日数はありません。期限もありません。

Instant の最大損失は、最高値から8%下に置かれ、上がるたびについてきます。 利益が+8%に届くか、初回の出金を申請した時点で、ラインは初期残高($100,000)に固定されます。つまり、+8%に届く前に出金すると、口座に残した利益のぶんしか余裕がなくなります。公式ヘルプも「利益をためてから出金すると余裕が増える」と書いています。

1-Step には「Lark Base」という月額のベース報酬があります(1-Step 限定)。ファンド口座で、その月に「+0.5%以上の日が3日」あり、損失が−3.5%より浅ければ、口座サイズの0.5%($100K なら月$500)を受け取れる、と公式ページで説明されています。細かい支払いの仕組み(口座残高から引かれるのか、出金と同じ扱いか)はヘルプに記載がなく未確認なので、このシミュレーションには入れていません。1-Step の数字は、このぶん控えめに出ています。

シミュレーションの前提

固定したもの

  • 1年(250営業日)・1日最大3トレード・利確と損切りは1:1
  • 1日の損失は全プラン共通で初期残高の2.5%まで(次に負けたら2.5%を超える日は、その日はそれ以上張らない)
  • 1回のリスク・含み損・1日の損失は、どれも3%を超えない
  • ロットは初期残高の r% で固定、ポジションは1つずつ
  • コストは1トレードあたりリスクの5%(勝ちは+0.95R、負けは−1.05R)。ドル円ならコスト往復1.5pipsで損切り・利確30pips、2pipsで40pipsに当たる
  • 失格したら同じプランを買い直す、スケーリングなし、出金は 1-Step・3-Step が14日ごと、Instant は初回いつでも・以降30日ごと、年末に口座に残った利益は数えない
  • 各条件2万回

動かしたもの

  • プラン
  • 実力:勝率 50%(ゼロ)/52%(小)/55%(中)/58%(強)
  • 1回のリスク r(0.5%・1.0%・1.5%)
  • 出金のときに口座へ残す利益の量(プランごとに一番いい量を選んだ)

このモデルに入れていないもの

  • 1-Step の月額ベース報酬「Lark Base」(上で説明したとおり)
  • 出金1回ごとの手数料$40(14日ごとに出すと1年で最大26回・$1,040)
  • 9月30日までの「1-Step・3-Step に無料リセット1回つき」のキャンペーン(期間限定のため)
  • 週末の持ち越し(有料のアドオン)、損切りの設定(未設定だと自動で決済される)、1日・1トレードの利益上限$10,000(このモデルの張り方では届かない)
  • 「一発勝負のような取引」の禁止(公式は1トレードアイデアのリスクを1.5%までにすることを推奨)。この記事の r は最大1.5%なので、推奨の範囲に収まっています

期待値の計算式

1トレードの期待値

利確と損切りが1:1で、コストを1トレードあたりリスクの5%(0.05R)とすると、勝ったときは +0.95R、負けたときは −1.05R です。勝率を p とすると、

1トレードの期待値 = p × 0.95R − (1 − p) × 1.05R = (2p − 1.05) × R

実力勝率 p1トレードの期待値
ゼロ50%−0.05R
小52%−0.01R
中55%+0.05R
強58%+0.11R

1年間の期待値

1年間の期待値 = 1年間に受け取る報酬の平均 − 払った参加費の平均

  • 受け取る報酬 = 出金額 × 分配率(1-Step・3-Step は80%、Instant は90%)
  • 払った参加費 = 参加費 × 1年間に買った回数(失格するたびに買い直す)
  • Lark Funding は参加費の返金がないので、「戻ってくる参加費」はゼロです

損は「参加費 × 買った回数」で打ち止めになるのに、合格した口座からの報酬には上限がありません。この形なので、1トレードの期待値がわずかにマイナスでも、1年間ではプラスになるプランが出てきます。3つの平均は式では出せないので、ルールどおりに1年間の取引を2万回まわして平均を取りました(モンテカルロ法)。

ドル円(1ドル=150円)なら、コスト往復1.5pipsで損切り・利確30pips、$100K・1回1%で5ロットが、この記事の「コスト0.05R」に当たります。張り方の具体例とロット数の表は、4社比較の記事に詳しく書いています。

1回0.5%:1年間の手取り−参加費の平均

実力1-Step3-StepInstant
ゼロ−$2,687−$2,106−$21,058
小−$112−$526−$12,284
中+$8,637+$6,091+$4,692
強+$23,819+$20,098+$24,743

1回1.0%

実力1-Step3-StepInstant
ゼロ−$2,220−$3,275−$40,721
小+$4,888+$1,256−$21,539
中+$23,182+$15,034+$13,334
強+$50,762+$42,687+$51,666

黒字になる確率(実力「中」)は、1-Step 95%・3-Step 82%・Instant 70%でした。

1回1.5%

1回1.5%だと、1回負けた時点で次に負けると2.5%を超えるので、その日はそこで止まります。

実力1-Step3-StepInstant
ゼロ+$700−$2,856−$47,947
小+$9,742+$2,869−$25,176
中+$30,595+$18,294+$14,713
強+$60,670+$48,481+$58,971

差がつく理由

プラン効いている要素
1-Step1ステップ・最低日数なし・一貫性なし。最大損失7%が静的で、出金しても動かない。日次5%は1日2.5%で止めれば当たらない
3-Step価格が最安($370)で日次損失なし。ただし最大損失5%が狭く、3段階を通る必要がある。大きく張るほど失格が増え、1回1.5%では 1-Step との差が広がる
Instant評価なしで分配90%。ただし参加費が口座の4.5% と重く、最大損失は+8%まで追従する。失格するたびに$4,500を払い直すので、実力が足りないと参加費で大きく負ける

Instant は、実力「強」では 1回0.5%・1%で1位になりました。評価の期間がなく、最初の日から90%で受け取れるからです。ただし実力ゼロだと1回1%で1年に平均約11口座を買うことになり、参加費だけで平均$48,453かかっています。Instant が得になるのは、自分の勝率に強い自信がある人だけです。

3-Step は、1回0.5%なら 1-Step とあまり差がありません。5%の最大損失でも、小さく張れば足りるからです。1回1%以上で差が開くのは、5%の余裕だと連敗で失格しやすくなるためです。

どれを買うか

あなたの状況おすすめ
1日の損失を2.5%で止められる・1回1%前後を張る1-Step
1回0.5%くらいで小さく張る・参加費をおさえたい3-Step($370・日次なし)
勝率に強い自信があり、評価を飛ばしたいInstant(実力が足りないと大きく負ける)
実力にまだ自信がないどれも期待値はマイナス。まず 3-Step の小さいサイズで試す

よくある質問

Q. Lark Funding の期待値はプラスですか?

勝率55%(1トレードの期待値 +0.05R)の実力があれば、どのプランでもプラスです。1回1%で1年 1-Step +$23,182、3-Step +$15,034、Instant +$13,334 でした。実力ゼロ(勝率50%)では、1回1.5%の 1-Step(+$700)を除いてマイナスです。

Q. Lark Funding の参加費は返金されますか?

されません。公式ヘルプに「チャレンジの参加費は現在返金の対象ではない」と書かれています。FTMO 2-Step のように初回報酬で参加費が戻る会社と比べると、そのぶん不利です。

Q. Lark Funding の出金はどのくらいの間隔でできますか?

1-Step と 3-Step は14日ごとです。Instant は初回がいつでも、2回目以降は30日ごとです。下限は$100で、1回ごとに$40の手数料が引かれます。支払いは Riseworks 経由で、公式は「多くは6時間以内、最大3営業日」としています。7日ごとに出金できる有料のアドオンもあります。

Q. 1-Step の「Lark Base」は計算に入っていますか?

入っていません。ファンド口座で「+0.5%以上の日が3日」「損失が−3.5%より浅い」を満たした月に、口座の0.5%($100K なら$500)を受け取れる仕組みですが、支払いの細かい扱いが公式ヘルプで確認できなかったためです。条件を満たす月が多い人ほど、1-Step の実際の期待値はこの記事の数字より上になります。

Q. Lark Funding で EA は使えますか?

公式ヘルプは「EA を禁止していない」としています。ただし公開 API がなく、接続は自己責任です。高頻度取引(HFT)やアービトラージ用の EA は禁止です。取引は DXtrade・cTrader・Match-Trader で、MT4・MT5 はありません。

Q. 自分の条件で回したい

シミュレーションのエンジンと、この記事の設定ファイルを公開しています。設定ファイルの価格や目標を書き換えれば、自分の条件で回せます(Python と numba が必要です)。使い方は python sim-prop-ev.py larkfunding.json 20000 です。

関連

出典: Lark Funding 公式サイト「Compare plans and features」「Lark Base」、公式ヘルプ「1-Step Evaluation Details」「How do you calculate the 7% max drawdown?」「3-Step Evaluation Details」「Instant Master Account Details」「How does drawdown lock work on instant accounts after a withdrawal?」「How do payouts work?」「Is the challenge fee refundable?」「Prohibited trading strategies」「Can I use an Expert Advisor?」(ヘルプセンター)。いずれも2026年9月27日確認。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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