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Propr vs Hypernova|Hyperliquid系オンチェーン・プロップ2社を比較。秒速出金・準備金公開のHypernovaはまだ招待制【2026年9月】

公開日: 2026/9/9

※ 両社とも2026年に始まった新興サービスで、ルール・料金・公開状況が週単位で変わります。本記事は2026年9月9日時点の公式サイト・ルールブック・公開統計を基準にしています。Hypernova は本記事執筆時点で招待制ベータのため、口座購入を前提とした記事ではありません。

TL;DR:Hypernova は仕組みが一歩先、Propr は運用実績が一歩先

  • Hypernova は「ルール・残高・出金をスマートコントラクトで執行する」プロップ。出金は Arbitrum 上の準備金から平均約6秒、24時間365日、最低額なし。準備金アドレスも公開
  • ただし2026年9月9日時点でまだ「closed beta・invite only」。Discord 経由の招待制で、一般公開の公式宣言はない。Trustpilot は0件
  • Propr は一般公開済みで $PROPR トークンも上場。総出金 $1.44M、ファンデッド330口座と規模は Hypernova の約2倍。ただし準備金の事前積立はなく、口座状態はオフチェーン
  • 料金・分配・DDの器はほぼ同水準($5K〜$200K、80%、静的DD 3〜8%)
  • Hypernova の懸念:準備金が $1M から約 $63万へ減少傾向、第三者監査なし、公式内で数値の不整合($275/$280、レバ 5x/銘柄別、市場数 99/140)
  • Propr の懸念:規約の「100%シミュレーション」「裁量的精算」、FAQとルールの不一致、Polymarket 統合の遅れ
  • 日本は両社とも制限国外。KYC は Propr が合格後に必須、Hypernova は「要求できる」規定のみで実施は未確認

比較表

項目ProprHypernova
状態(2026-09-09)一般公開、TGE済み招待制クローズドベータ
登記Propr Limited(英領ヴァージン諸島)Hypernova Systems(ケイマン諸島)
開発・出資XBorg 開発、SwissBorg 出資(シード $1.5M)Lemniscap 主導で $3M プレシード(CMS Holdings 等)
評価モデルClassic / Turbo / Pro 1-Step、Classic 2-Step1-Step のみ、リスク4ティア(Tight / Low / Medium / High)
サイズ・価格$5K〜$200K、$25〜$1,998$5K〜$200K、$25〜$1,850
利益分配80% 固定80%
最大DD1-Step 3 / 5 / 6% 静的、2-Step 8% トレーリング3 / 6 / 7 / 8% 静的
最低日数・期限・一貫性なしなし
注文の執行Hyperliquid 直結、ファンデッド後は A-Book / B-Book ハイブリッドHyperliquid の価格を使い 独自エンジンで内部約定(シミュレーション)
ルール執行社内システム(口座状態はオフチェーン)Arbitrum One のスマートコントラクトに口座パラメータを記録
出金USDC、最低 $20、全額スイープ、実測中央値38分USDC(Arbitrum)、最低額なし、部分出金可、平均約6秒、ガス無料
出金準備金事前積立なし$627,014 USDC(アドレス公開)
実績総出金 $1.44M、ファンデッド 330、AUM $13.1M、合格率 15.4%総出金 $749.2K(131人)、ファンデッド 61、AUM $3.34M、30日合格率 19.9%
Trustpilot4.4 / 67件0件
KYCファンデッド前に必須規約上「要求できる」。実施状況未確認
制限国約30か国+OFAC(日本は対象外)イラン・北朝鮮・キューバ・シリア・ロシア+OFAC(日本は対象外)
支払いカード+クリプト(第三者情報)USDC(Arbitrum)のみ
トークン$PROPR(2026年8月24日 TGE)なし(SAFE にトークンワラント。公式にエアドロ記載なし)
市場数160+ perp99(Rulebook は 140)

Hypernova とは何者か

項目内容
運営Hypernova Systems、71 Fort Street, George Town, Grand Cayman(規約 2026年3月31日 v1.0)
創業者Anar Bayramov(CEO、元 RockawayX で DeFi 投資)、Nijat Bakhshaliyev(CTO、元 Coinbase・Citi)
調達$3M プレシード(2026年5月28日)。リード Lemniscap、CMS Holdings、Very Early Ventures、Pivot Global、Hyperliquid 系エンジェル。うち $1M を出金準備金に充当
沿革2026年5月1日クローズドアルファ → 8月15日「Private beta is live」→ 9月9日時点も「closed beta · invite only」
取引方法メール+ワンタイムコードで登録 → 埋め込みウォレット自動生成 → USDC(Arbitrum)で評価料支払い → 専用 Web ターミナル(TradingView チャート、PWA)
APIREST / WebSocket、TypeScript・Python SDK

「オンチェーン・プロップ」と名乗る2社ですが、何がオンチェーンかは違います。Propr は板・ヘッジ・出金がオンチェーンで、口座状態はオフチェーン。Hypernova は逆で、注文は独自エンジンで内部約定(Hyperliquid には流れない)しつつ、口座のルール・残高・出金を Arbitrum のコントラクトで執行します。

Hypernova の料金とルール(Rulebook v1.1、2026年8月4日)

料金表

サイズTight RiskLow RiskMedium RiskHigh Risk
$5K$25$60$80TBD
$10K$50$115$150TBD
$25K$120$280(トップは $275 表記)$365TBD
$50K$200$495$675TBD
$100K$400$999$1,350TBD
$200K$800$1,850TBDTBD

High Risk は「適格ユーザーのみ」で条件は未記載。$200K は Tight・Low のみ稼働中です。

ルール

TightLowMediumHigh
利益目標9%10%10%10%
日次損失3%3%4%5%
最大DD3% 静的6% 静的7% 静的8% 静的
  • 利益目標は残高ベース(含み益は数えない)。ファンデッド後は目標なし
  • 最大DDは「開始残高 × (1 − %)」の固定フロアで、一切動かない。判定は含み損込みのエクイティ。ファンデッド後も同じフロアを引き継ぐ
  • 日次損失は 00:00 UTC に前日終値残高で再計算
  • 違反は全ポジション即クローズ+口座恒久無効。リセット・アピールなし
  • 最低取引日数なし・期限なし・一貫性ルールなし(3か月無活動で凍結)。自前EA・bot 可
  • 禁止:口座間ヘッジ、コピートレード、口座共有、合格後の戦略変更、再現不能な戦略
  • 1人1アカウント、同時に有効な評価は1つ、料金は返金不可
  • レバレッジ:トップページは「最大5x」、Rulebook は銘柄別で 2x〜10x(BTC/ETH 5x、米国株 4x、原油・SP500 10x)
  • 手数料:クリプト メイカー 0.01% / テイカー 0.04%、TradFi メイカー 0% / テイカー 0.005%
  • スケーリング:「25k → 200k → scale」と表記されているが、条件は「Trader Score — Coming soon」で未公開

Hypernova の出金:秒単位、最低額なし、準備金公開

ここが Hypernova の売りです。

  • 80%分配。Arbitrum One 上の TradingAccounts / Vault / Payout Reserve の3コントラクトで処理
  • 最後のポジションを閉じるとエクイティが自動でオンチェーン決済 → ダッシュボードで「Submit Payout」→ 25 / 50 / 75 / Max か任意額 → ウォレット署名1回 → 埋め込みウォレットに USDC 着金
  • 「約5秒」、ガス代は Hypernova 負担、手動承認なし
  • オンデマンド・24時間365日・クールダウンなし・最低額なし
  • アルファ期間中は 日次上限 $10,000
  • 出金しても DD フロアは維持され、出金額分が日次損失の予算に加算される

第三者(roya-trading)が実出金額で80%を算術検証していて(例:$9,578.79 → $7,663.03)、数字は合っています。

実績の推移(公式 stats)

時点総出金その他
2026-05-28$30,000+250人オンボード、20+ ファンデッド
2026-08-28$550,000+3,300+ サインアップ、平均6.1秒、110か国
2026-09-028月単月 $330,414900評価、合格率 18.1%
2026-09-09$749.2K(131人)ファンデッド 61人、AUM $3.34M、有料621人、30日合格率 19.9%

準備金は減っている

日付準備金(USDC)
2026-08-17$1,001,060($260,395 補充後)
2026-08-25$861,517
2026-09-07$642,953
2026-09-09$627,014

出金が増えれば準備金は減るので当然の動きですが、補充のペースが出金に追いついていない のは事実です。「支払前に Arbiscan で準備金残高を確認する」というのが、第三者レビュアーの共通したアドバイスになっています。スマートコントラクトの第三者監査は公開されていません。

評判とコミュニティ

  • Trustpilot は0件(unclaimed)。招待制なので当然ですが、評判を測る材料がない
  • X(@HypernovaX)フォロワー約6,100、Discord 約5,600人
  • 第三者比較サイトは Propr 86.7点 vs Hypernova 85.7点(roya-trading、9月1日)と拮抗
  • 詐欺報告はなし。指摘されているのは 市場数の無告知縮小(8月31日、141→99) と 準備金表示の食い違い
  • トークン・エアドロップは 公式に一切記載なし。エアドロ情報サイトが「Rumored」としているだけで、リーダーボード報酬は USDC 賞金。9月は「5,000 USDC + $500K 相当の口座」のコンペを開催中

2社の懸念点を並べる

Hypernova

  • 招待制ベータで一般公開の宣言がない。いつでも条件が変わりうる
  • Trustpilot 0件で、第三者の体験談が少ない
  • ファンデッド口座はシミュレーション(注文は内部約定)
  • 準備金 $1M → $63万 の減少傾向、監査なし
  • 公式内の数値不整合($275/$280、5x/銘柄別、99/140市場)
  • アルファ期間の日次出金上限 $10,000
  • Tight Risk は最大DD 3% と極端に狭い

Propr

  • 規約に「100%シミュレーション」「報酬は裁量的精算」と明記
  • 準備金の事前積立なし、口座状態はオフチェーン
  • FAQとルールブックの不一致(レバ、合算上限 $200K/$300K)
  • Polymarket 統合はロードマップ Phase 4 で未稼働
  • 混雑時のレイテンシと偽ブリーチ報告(2026年6〜7月)
  • 米国可否の情報が矛盾

Propr の詳細は Propr 徹底解説 にまとめています。

どっちを選ぶか

今すぐ触りたい → Propr。一般公開済みで、$25 と無料トライアルで試せて、出金実績も公開されている。規約の重さを飲めるなら入口としては十分。

仕組みを重視する → Hypernova を待つ。ルールと出金がコントラクトで執行され、準備金が見える構造は明確に一歩先。ただし招待制が解けて、Trustpilot にレビューが付き、準備金の補充が安定するまでは「先行情報」として追う段階。Discord の招待から入って少額で試す人は、入金前に Arbiscan で準備金残高を見る 習慣を。

FXトレーダーには両方とも別ジャンル。レバレッジは Propr で FX perp 25x、Hypernova は 2〜10x。1:100 のプロップFXとは運用の前提が違います。出金は両社 USDC のみで、円転と税務は自己対応です。

FAQ

Q. Hypernova は今すぐ口座を買えますか?

2026年9月9日時点では「closed beta・invite only」で、Discord 経由の招待制です。一般公開の公式宣言はありません。第三者サイトは8月14日以降チェックアウトが稼働していると記録していますが、招待なしで誰でも買える状態ではありません。

Q. Hypernova の出金は本当に数秒ですか?

公式 stats では平均5.9秒(2026年9月9日)で、出金は Arbitrum 上のコントラクトが処理します。ただしアルファ期間中は日次 $10,000 の上限があります。

Q. 準備金が減っているのは危険ですか?

出金が進めば減るのは自然ですが、8月17日の $1,001,060 から9月9日の $627,014 まで補充が追いついていないのは事実です。第三者レビュアーは支払前に Arbiscan で準備金残高を確認することを勧めています。第三者監査も公開されていません。

Q. Propr と Hypernova、どちらも本物の資金で取引しますか?

どちらも評価口座はシミュレーションです。Propr はファンデッド後に条件を満たすトレーダーの注文だけを Hyperliquid に流す A-Book / B-Book ハイブリッド、Hypernova は独自エンジンで内部約定し、Hyperliquid には流しません。

Q. 日本から使えますか?

両社とも制限国リストに日本はありません。Propr は KYC がファンデッド移行前に必須、Hypernova は規約上「要求できる」とあるだけで実施状況は未確認です。Hypernova の支払いは USDC(Arbitrum)のみ、Propr はカードも使える模様(第三者情報)です。

Q. Hypernova にトークンやエアドロップはありますか?

公式サイト・ドキュメント・Rulebook のいずれにも記載はありません。出資契約に「トークンワラント」があると報じられていますが、エアドロップの発表はなく、リーダーボードの報酬は USDC です。

参考リンク

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この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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