【体験記】ゴールドの買いが主力だった運営者に特大ドローダウンが来た|10月に5口座を失っても全体が止まらなかった理由【2026年10月】
※ 本記事の数字は、当サイト運営者が prop-memo のチャレンジ記録と収支トラッカーに残していたものです。口座番号と売買の手法(銘柄ごとの時間帯・損切り幅など)は載せていません。
TL;DR
- 2026年の運営者の主力はゴールドの買いでした。EA でも裁量でも、一番大きく張っていたのはここです
- 10月に金が崩れ、ゴールドの買いを載せた口座が1か月で5つ失格しました(EA 3口座・裁量 2口座)
- それでもファンド口座は3つとも残り、評価中の口座も20近く動いたままです。全体は止まりませんでした
- 2026年の通算は、参加費 ¥3,786,404+$3,820 に対し、出金 ¥6,103,336+$4,775。特大ドローダウンを挟んでも出金が上回っています
- 効いたのは、会社・銘柄・時間帯・買いと売りを分けておいたことと、1社に大きく張らず小さい口座を多社に散らしたこと
- 主力はいつか通用しなくなる。10月末に、主力をゴールドの買いから指数の買いに組み替えました
主力はゴールドの買いだった
2025年から2026年にかけての金は、ほぼ一方向の上昇相場でした。運営者の EA も裁量も、一番大きく張っていたのはゴールドの買いです。
- いくつかの会社の口座に、ゴールドの買いの EA を曜日・時間帯を分けて載せていた
- 円建ての大きい口座(Fintokei のサファイヤ)では、裁量でゴールドの買いをスイングしていた
- スワップのかかる会社では、スワップフリーの口座を選んで買いを持ち越していた
主力が1本に寄っているのは分かっていましたが、上昇相場が続く間はこれが一番稼げる形でした。
10月、特大ドローダウンが来た
10月に入って金が崩れました。ゴールドの買いを載せていた口座が次々に最大損失に届きます。
| 日付 | 会社 | 状態 | 何で負けたか |
|---|---|---|---|
| 10月7日 | FundingPips 2-Step $100K | 評価中 → 失格 | ゴールドの買いの EA |
| 10月14日 | Fintokei サファイヤ(2,000万円) | 評価中 → 失格 | ゴールドの買いの裁量スイング |
| 10月21日 | FundingPips 2-Step $100K(買い直し) | 評価中 → 失格 | ゴールドの買いの EA |
| 10月27日 | E8 One $100K | 評価中 → 失格 | ゴールドの買いの EA |
| 10月27日 | Fintokei サファイヤ(2,000万円) | 評価中 → 失格 | ゴールドの買いの裁量スイング |
1か月で5口座。失った参加費は ¥267,092+$1,431 です。別の Fintokei の口座も、裁量のゴールドの買いを全部決済した時点で −5.30% まで削られていました。
ここで裁量はやめました。一番大きく負けたのは EA ではなく裁量で、上昇相場の感覚のまま買い増していたのが原因です。
それでも全体が止まらなかった
5口座を失った10月末の時点でも、口座の全体はこうなっていました。
- ファンド口座は3つとも生き残った。ゴールドの売買を月初に止めていたか、別の銘柄を載せていた
- 評価中の口座は20近く動いたまま。金と関係の薄い銘柄の口座は、10月に1つも失格していない
- 2026年の通算は出金が参加費を上回ったまま(下の表)
| 円 | ドル | |
|---|---|---|
| 参加費の合計(失格した口座も含む) | ¥3,786,404 | $3,820 |
| 出金の合計 | ¥6,103,336 | $4,775 |
主力が1か月で崩れても、口座が全滅しなかったのは、最初から次のように分けていたからです。
1. 会社を分けた
10社以上に口座を持っていました。1社に大きく張ると、その会社の規約変更・裁量の口座閉鎖・設定ミスのどれか1つで全部が止まります。実際、2026年には「勝ちすぎて卒業」(Funded7)や、1トレードアイデアのリスク上限の通知(FTMO)のように、相場と関係なく会社の都合で条件が変わることが何度もありました。
2. 小さい口座を多社に散らした
1社から取れる額には、いずれ上限が来ると考えています。だから1社の口座を大きくするより、小さめの口座を会社ごとに持ち、上限まで取ったら次に移る形にしていました。1口座が飛んでも、失うのはその口座の参加費だけです。
3. 1口座に載せる戦略を1〜2本に絞り、銘柄と時間帯をずらした
同じ口座に同じ銘柄の戦略を重ねると、悪い日に全部が同時に負けます。口座ごとに銘柄と時間帯を変えておくと、ゴールドが崩れた日でも、指数やポンド円の口座は普段どおり動きます。
4. 買いと売りを組にした
いくつかの口座では、ゴールドの買いと、別の時間帯のゴールドの売りを組にしていました。上昇相場では売りが足を引っ張りますが、崩れたときは売りが支えます。会社によっては「全トレードが同じ方向」を問題行為として名指ししているので、規約の面でもこの組み方が安全です。
5. 失格は「買い直し」で吸収する前提にした
プロップの損は参加費で打ち止めです。リスクは規約の上限近くまで取り、失格したらすぐ買い直す、という運用にしていました。1口座の失格を「事故」ではなく「想定内のコスト」として扱っていたので、5口座失っても計画そのものは崩れませんでした。
主力をゴールドの買いから指数の買いへ
10月末、主力を組み替えました。
- ゴールドの買いは主力から外した。過去の成績は上昇相場で測ったもので、相場が変わると土台が崩れる
- 新しい主力は指数の買い(ナスダックと日経)。AI 関連への資金の流れが続くと見ている
- ゴールドは売りを組にして残す。指数の買いとゴールドの売りはほとんど連動しないので、主力どうしで打ち消し合う形になる
今の主力も、いつか通用しなくなります。そのときに今回と同じように全体を止めないよう、会社・銘柄・時間帯・売買の向きを分ける形はこのまま続けます。
途中で踏んだ落とし穴
ドローダウンの間に、相場とは別の理由で損をした場面もありました。
- スワップの見落とし: 週末をまたいだ指数の買いに、会社の設定で異常に高いスワップがかかった。週末に持ち越す玉は、建てる前にその会社のその銘柄のスワップを確認する
- 手数料の見落とし: FX の戦略は手数料を入れると利益の4〜7割が消えるものがあった。期待値は手数料込みで測る
- 含み損の上限と損切り幅の不一致: 「含み損が1%に達したら違反」という会社の口座に、損切り幅がそれより広い戦略を載せて違反になった。載せる前に、会社の上限と戦略の損切り幅を突き合わせる
まとめ
- 主力が1本に寄っていると、それが崩れた月に大きく削られる。運営者の場合はゴールドの買いで、10月に5口座を失った
- それでも、会社・口座・銘柄・時間帯・売買の向きを分けていたので、全体は止まらず、通算の出金は参加費を上回ったまま
- 一番大きく負けたのは裁量だった。上昇相場の感覚のまま買い増したのが原因で、今は裁量をやめている
- 主力は入れ替わる前提で持つ。次の主力は指数の買いにしたが、分ける形はそのまま続ける
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この記事を書いた人
ホソノP |プロップファーム攻略の人
自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。