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FTMOの1-Step合格の10時間後に「one-sided betting」通知が来た|条件は全口座で1トレードアイデア1%まで【2026年10月】

公開日: 2026/10/15

※ 本記事は当サイト運営者の実際の口座で2026年10月15日に起きた事例です。通知メールは本人宛てで共有不可と書かれているため、原文は載せず、内容を要約しています。規約の引用は FTMO が公開している General Terms and Conditions からです。最新の情報は FTMO 公式サイト で確認してください。

何が起きたか

時刻(日本時間)できごと
10月15日 9:19FTMO Challenge 1-Step $100K を合格。「審査に回しました」というメール
10月15日 15:25「1-Step 合格、口座の準備をしましょう」というメール
10月15日 19:18取引部門から「FTMO Notice」。取引全体を監査した結果、one-sided betting 寄りと判断した、という通知

合格は取り消されていません。条件をのめば次の段階(FTMO Account=ファンド口座)へ進めるという内容でした。

通知の中身(要約)

  • 取引全体を見たところ、本物の取引ではなく one-sided betting(少ない回数の大きな玉で、目標や報酬を運まかせに取りにいく取引)に寄っている。
  • これは公開記事「Gambling is not the right way to make money」で説明している望ましくない取引にあたり、General T&C 第7条と FTMO Account Agreement 5.9・5.10 で禁止している。
  • それでも、今後すべての口座(段階を問わない)で、1トレードアイデアのリスクを初期残高の1%以内にすると約束するなら、口座を次の段階へ進める。根拠は General T&C 7.6.6。
  • 同じことを繰り返したり、相関の高い銘柄に分けるなどして条件をすり抜けようとしたりすれば、ポジションの削除・レバレッジの引き下げ・口座の閉鎖・取引停止まで取りうる。
  • 受け取りと同意を返信するまで手続きは進まない。

1トレードアイデアの数え方

1%のリスクは、思ったより広く数えられます。

項目数え方
リスクの測り方確定した損失か、ポジションの最大含み損(ドローダウン)の大きいほう。損切りの幅ではなく、実際に負けた額・沈んだ額で見る
同じアイデアになる範囲同じ銘柄、または相関の高い銘柄で、同じ方向のエクスポージャー
時間決済してから1時間以内に同じ方向で入り直すと、同じアイデアの続きとみなす
分割1つの玉を小さく分けて同時に建てても、合計で1%

つまり「損切り1%のトレードを1時間に何度も繰り返す」「ナンピンで本数を足す」「日経とダウに分けて同時に買う」は、どれも合算で1%を超えればアウトです。

規約の根拠(公開されている General T&C)

FTMO の規約には、もともとこの対応を取れる条項があります。

  • 7.4: ギャンブルに近い取引を防ぐため、FTMO は適切と考える措置を裁量で取れる。
  • 7.5: 自分のお金で取引する合理的な人が使うような、市場標準のリスク管理を守ること。例として、次の3つを避けるよう書かれています。
    • 7.5.1: どの口座であれ、ほかの取引と比べてずっと大きなポジションを建てる
    • 7.5.2: ほかの取引と比べて、建てるポジションの数がずっと少ない・多い
    • 7.5.3: 同じ銘柄や相関銘柄への積み重ねで、1トレードアイデアのリスクが高くなる取引を繰り返す
  • 7.6: 違反と判断したときに FTMO が取れる措置。目標未達扱い、取引の取り消し、サービスの停止、レバレッジの引き下げ、そして 7.6.6「1トレードアイデアのリスクを、初期資金に対する一定の割合に制限する(確定損でも含み損でも超えてはいけない)」 など。
  • 7.9: これらの措置に補償はない。

今回はこのうち 7.6.6 を適用するという通知でした。7.5.1・7.5.2 にあるとおり、判断はその口座だけでなく、持っている全口座の取引を見比べて行われます。

ネットで調べたほかの事例

同じ通知を受けた人の報告を調べると、次のことが分かりました(2026年10月15日時点)。

  • FTMO 公式の禁止事項ページ(Forbidden Trading Practices、2026年10月12日更新)には、オーバーレバレッジ・過大なエクスポージャー・one-sided bets・アカウントローリングを避けるよう書かれています。ただし数値の基準は書かれていません。公式ブログは1回の推奨リスクを0.5〜1%としています(How much should you risk on one trade?)。
  • 海外のレビューサイト(propfirmgrades)は、「1%の上限は出金申請のときにかけられ、その後のすべての口座に引き継がれた」という報告を挙げています。件数は全体から見れば少ないものの、2026年の苦情の中心だとしています。
  • 別のレビューサイト(passproptradingfirms)は「初回出金のあとは全員に1%ルールがかかる」と書いています。ただ、FTMO の公開規約にそのような一律のルールはありません。7.6.6 は「判断したときに適用できる」措置です。出典も示されていないので、当サイトでは裏が取れていない情報として扱います。
  • X では、海外のトレーダーが似た経緯を報告しています(2025年6月の投稿)。チャレンジを短期間で次々に合格したあと、one-sided betting と判定され、全口座に「1時間あたり1%」の上限がかけられました。その前にも、ナスダック200ロット・US30 80ロットという銘柄ごとのロット上限をかけられていたそうです。これは 7.6.7(銘柄ごとの取引量の制限)にあたります。
  • 苦情でよく出てくるのは「どの取引が問題なのか具体的に示されない」という点です。運営者に届いた通知も、取引の明細には触れていませんでした。

まとめると、合格・出金の審査のタイミングで、少ない回数・大きなロット・速い合格がそろうと通知が来るという流れは、ほかの事例と一致しています。

どう返信したか

運営者は同意して進めることにしました。手に入るのは $100K のファンド口座で、断れば何も残らないからです。返信の中身は次の4点だけです。

  1. 通知を受け取ったこと
  2. 条件を理解して受け入れること
  3. 今後すべての口座で、1トレードアイデアのリスクを初期残高の1%以内にすること
  4. 1トレードアイデアの数え方(含み損・相関銘柄・1時間・分割の合算)を理解したこと

The5ers で同じような警告を受けたときも、受け取りの返信で口座が有効になりました(The5ers の one-sided bets 警告)。言い訳や反論はせず、受け取りと同意だけを短く返すのが早いです。

なぜ目をつけられたか

運営者の FTMO の口座は、どれも EA が決まった時間帯に1日1回だけ、口座の数%を張る作りでした。運営者のチャレンジのルールに照らすと違反ではありません。それでも FTMO から見ると、7.5.1・7.5.2 の「少ない回数の大きな玉」にそのまま当てはまります。

  • 取引の回数が少ない(週に1回の窓など)
  • 1回のリスクが大きい(1%を大きく超える)
  • 合格がほぼ数回の勝ちで決まっている

この3つがそろうと、チャレンジの規約で禁止されていなくても、合格後の監査で引っかかると考えたほうがいいです。チャレンジ中に警告が来るとは限らず、合格して審査に回った段階で全体が見られます。

当サイトの期待値表との関係

当サイトの比較ページの期待値は、1回1% で計算しています。なので、FTMO 1-Step $100K の数字(実力ゼロで年 +$751、勝率55%で +$29,446)は、1%の上限があっても変わりません。

変わるのは、1回のリスクを規約の上限まで取って合格を早めるやり方です。プロップは負けが参加費で止まるので、本来は張れるだけ張るほうが期待値は上がります。FTMO では、合格後の監査でそれが one-sided betting と判断され、全口座が1%に縛られる可能性があります。

やり方FTMO での扱い
1回1%以内で回数をこなす問題なし(期待値表どおり)
1回2〜3%を少ない回数でチャレンジ中は通っても、合格後の監査で通知が来うる
通知を受けたあと全口座・全段階で1%まで。破れば口座閉鎖もありうる

EA で FTMO を使う人へ

  • 1回のリスクは最初から1%以内にしておく。ロットは「損切りまでの損失+含み損の最大値」で1%に収まるように決める。
  • 同じ銘柄・相関の高い銘柄は1時間あけるか、合計で1%に。ナンピンやグリッドで本数を足す EA は、合計で数える。
  • 口座ごとにロットを極端に変えない。7.5.1 は「ほかの取引と比べて」なので、ある口座だけ大きく張ると目立つ。
  • 通知が来たら、全口座の EA のロットを1%に合わせ直してから次の窓を迎える。条件は「今後すべての口座」です。

まとめ

  • FTMO は合格のあと、取引全体を監査する。少ない回数の大きな玉は one-sided betting とみなされうる。
  • 処分は即失格ではなく、「全口座で1トレードアイデア1%まで」と約束すれば進める形だった(今回の例)。
  • 1トレードアイデアは、含み損も、相関銘柄も、1時間以内の入り直しも、分割も合算。
  • 当サイトの期待値表は1回1%の計算なので、FTMO の評価は変わらない。張れるだけ張るやり方は、FTMO ではできない前提で考える。

関連: FTMO の期待値(全プラン)/The5ers の one-sided bets 警告/FTMO の全プランとルール

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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