🧪 検証

SuperFundedの期待値は?|1 Stepと2 Stepを1年シミュレーションすると、1回1%以上なら2 Stepが上【2026年9月】

公開日: 2026/9/27

※ ルールと価格は2026年9月27日に SuperFunded の公式サイト(Challenges ページ・FAQ)と規約(Rules and Conditions V.2・2026年8月31日版、General Terms and Conditions V.2・2026年1月22日版)で確認しました。前提と計算式は FTMO・The5ers・Fintokei・Hantec の期待値比較 と同じです。

結論

  • 1回1%・実力「中」(勝率55%)では2 Step が上です。1年 +$14,315〜+$19,712 でした。1 Step は +$8,939〜+$15,718 です。
  • 数字に幅があるのは、出金の利益上限(口座の5%)が最初の3回だけかかるルールを、このモデルでは「毎回かける(厳しめ)」「かけない(甘め)」の2通りでしか計算できないからです。本当の値はこの間にあります。
  • 1 Step は目標8%に対し、最大損失5%が最高エクイティに追従して上がり続けます(初期残高で止まらない)。日次も3%と狭いので、1回1%以上で張ると失格が多く、1年に払う参加費がふくらみます。
  • 1回0.5%なら1 Step が上でした(実力「中」で +$7,801〜+$8,240、2 Step は +$5,777〜+$6,041)。小さく張るなら1 Step、1%以上なら2 Step です。
  • 実力ゼロ(勝率50%)では、1回1.5%の2 Step(甘め)の +$522 を除いて、すべてマイナスです。

SuperFunded のプラン($100K 相当)

1 Step2 Step
価格(定価)$599$550
目標8%10%→5%
日次損失3%(前日の残高基準)5%(前日の残高基準)
最大損失5%(最高エクイティに追従して上がる。下がらない)10%(初期残高基準・静的)
出金後の最大損失口座が初期残高に戻り、ラインも初期の95%から口座が初期残高に戻り、ラインは初期の90%
最低日数(評価)3日(取引した暦日)各ステップ4日(同左)
最低日数(出金)3日5日
利益上限最初の3回の出金は口座の5%まで(超えた分は没収)同左
一貫性(Profit Distribution)出金時のみ。$25K以下40%、$50K〜$200K 30%同左
分配80%(アドオンで90%)1回目70%・2回目80%・3回目以降90%
参加費の返金なしなし
出金口座開設・前回の申請から14日ごと。最低$100(分配後)同左
レバレッジ1:301:50

取引プラットフォームは TradeLocker です(公式 FAQ の案内先は TradeLocker だけでした)。規約の契約相手は Eightcap International Ltd で、Eightcap Challenges と同じ会社です。ルール表の形式もほぼ同じです。

規約の利益上限の項には、「上限を超えた利益は没収され、口座が元の残高にリセットされるときに取り除かれる」と書かれています。つまり出金のたびに口座は初期残高に戻り、利益は全部出す形です。シミュレーションもこの読み方で、出金ごとに口座を初期残高に戻しています。

1 Step の最大損失は、規約の例で「$10,000 の口座で限度2.5%なら$9,750から始まり、最高エクイティが$11,000になると$10,750に上がる」と説明されています。初期残高で止まるとは書かれていません。

公式サイトには期間限定のクーポン SEP20(全チャレンジ20%OFF、2026年9月30日まで)が出ています。シミュレーションの価格は定価です。

シミュレーションの前提

固定したもの

  • 1年(250営業日)・1日最大3トレード・利確と損切りは1:1
  • 1日の損失は全プラン共通で初期残高の2.5%まで(次に負けたら2.5%か会社の日次を超える日は、その日はそれ以上張らない)
  • 1回のリスク・含み損・1日の損失は、どれも3%を超えない
  • ロットは初期残高の r% で固定、ポジションは1つずつ
  • コストは1トレードあたりリスクの5%(勝ちは+0.95R、負けは−1.05R)。ドル円ならコスト往復1.5pipsで損切り・利確30pips、2pipsで40pipsに当たる
  • 失格したら同じプランを買い直す、スケーリングなし、出金は14日ごと、年末に口座に残った利益は数えない
  • 各条件2万回

動かしたもの

  • プラン
  • 実力:勝率 50%(ゼロ)/52%(小)/55%(中)/58%(強)
  • 1回のリスク r(0.5%・1.0%・1.5%)
  • 利益上限5%を「毎回かける(厳しめ)」か「かけない(甘め)」か

このモデルで近似したもの・入れていないもの

  • 利益上限は最初の3回だけです。エンジンは「全部の出金」か「かけない」かしか選べないので、2通り計算しました
  • 2 Step の分配は 70%→80%→90% と上がります。エンジンは分配を1つしか持てないので80%で計算しました。出金が3回を超える人ほど、実際はこの記事の数字より良くなります
  • 1 Step の最大損失は最高エクイティに追従(取引中も) ですが、エンジンは「日末の最高残高に追従(上限なし)」で近似しました。実際のほうが少し厳しくなります
  • 出金時の Profit Distribution(30%)。エンジンでは評価中だけに外せないため入れていません。1日で大きく取る手法では、実際はこの記事の数字より悪くなります
  • 高インパクト指標の前後10分の取引禁止、1トレードの損失2.5%超の禁止(このモデルは最大1.5%なので当たりません)

期待値の計算式

1トレードの期待値

利確と損切りが1:1で、コストを1トレードあたりリスクの5%(0.05R)とすると、勝ったときは +0.95R、負けたときは −1.05R です。勝率を p とすると、

1トレードの期待値 = p × 0.95R − (1 − p) × 1.05R = (2p − 1.05) × R

実力勝率 p1トレードの期待値
ゼロ50%−0.05R
小52%−0.01R
中55%+0.05R
強58%+0.11R

1年間の期待値

1年間の期待値 = 1年間に受け取る報酬の平均 − 払った参加費の平均

  • 受け取る報酬 = 出金額 × 分配率(80%)。厳しめの版は1回の出金が口座の5%まで
  • 払った参加費 = 参加費 × 1年間に買った回数(失格するたびに買い直す)
  • SuperFunded は参加費の返金がないので、「戻ってくる参加費」の項はゼロです

損は「参加費 × 買った回数」で打ち止めになるのに、合格した口座からの報酬は上に伸びます。この形なので、1トレードの期待値がわずかにマイナスでも、1年間ではプラスになることがあります。3つの平均は式では出せないので、ルールどおりに1年間の取引を2万回まわして平均を取りました(モンテカルロ法)。

ドル円で言うと、コスト往復1.5pipsなら損切り・利確30pips、2pipsなら40pipsの張り方がこのモデルと同じ重さです。$100K で1回1%($1,000)なら、30pipsで5ロット、40pipsで3.75ロットです。ロット数やレバレッジの計算は 4社比較の記事 に詳しく書いています。

1回0.5%:1年間の手取り−参加費の平均

実力1 Step(厳しめ)1 Step(甘め)2 Step(厳しめ)2 Step(甘め)
ゼロ−$4,295−$4,276−$1,501−$1,499
小−$1,158−$1,081−$338−$318
中+$7,801+$8,240+$5,777+$6,041
強+$21,932+$23,435+$19,051+$20,287

黒字になる確率(実力「中」)は、1 Step が82%(厳しめ・甘めとも)、2 Step が67%(同)でした。

1回1.0%

実力1 Step(厳しめ)1 Step(甘め)2 Step(厳しめ)2 Step(甘め)
ゼロ−$8,122−$6,978−$1,700−$1,353
小−$2,676−$199+$2,180+$3,383
中+$8,939+$15,718+$14,315+$19,712
強+$24,329+$39,716+$32,463+$47,503

黒字になる確率(実力「中」)は、1 Step(厳しめ)79%・1 Step(甘め)86%・2 Step 90%(厳しめ・甘めとも)でした。

1回1.5%

1回1.5%だと、1回負けた時点で次に負けると2.5%を超えるので、その日はそこで止まります。

実力1 Step(厳しめ)1 Step(甘め)2 Step(厳しめ)2 Step(甘め)
ゼロ−$10,389−$7,112−$830+$522
小−$5,496+$325+$3,758+$7,064
中+$4,100+$16,833+$15,275+$25,485
強+$16,105+$40,967+$31,270+$55,451

黒字になる確率(実力「中」)は、1 Step(厳しめ)63%・1 Step(甘め)82%・2 Step 92%(厳しめ・甘めとも)でした。

差がつく理由

プラン効いている要素
1 Step目標8%で1ステップと早いが、最大損失5%が最高値に追従して上がり続ける。日次3%も狭い。1回1%・実力ゼロで、1年の参加費が平均$12,544(約21回の買い直し)になる
2 Step最大損失10%が静的で、日次5%。目標は10%→5%と遠いが、失格しにくい。1回1%・実力ゼロでも、1年の参加費は平均$3,328
利益上限5%1回に大きく張るほど効く。1回1.5%・実力「中」で、1 Step は +$16,833 → +$4,100、2 Step は +$25,485 → +$15,275 まで下がる(毎回かけた場合)

1 Step は、出金のたびに口座が初期残高に戻るので、追従型のラインもそこで初期の95%に戻ります。それでも、評価中と各出金サイクルの中では、利益を出すほどラインが上がってきます。$100K で+4%まで上げてから4%下がると、その時点で失格です。1回0.5%のように小さく張れば、この追従に追いつかれにくく、1 Step の速さが生きます。

どれを買うか

あなたの状況おすすめ
1回1%以上で張る2 Step
1回0.5%くらいで小さく張る1 Step
1日で大きく取る日が多いどちらも Profit Distribution(30%)に注意。1回の出金額が抑えられる
最初の数回の出金で大きく取りたい最初の3回は口座の5%($100K なら$5,000)が上限なので、向いていない

EA(自動売買)は、規約の表で「Allowed(許可)」です。マーチンゲールは禁止で、1トレード(同時に持つポジションの合計)の損切り時の損失が口座残高の2.5%を超える取引も「ギャンブル的な取引」として禁止されています。

よくある質問

Q. SuperFunded の期待値はプラスですか?

実力しだいです。勝率55%(1トレードの期待値 +0.05R)なら、1回1%で2 Step が1年 +$14,315〜+$19,712 でした。勝率50%(期待値 −0.05R)では、1回1.5%の2 Step(甘め)を除いてマイナスです。

Q. SuperFunded の利益上限とは何ですか?

最初の3回の出金は、口座の5%までしか受け取れないルールです。$100K なら1回$5,000(分配前)が上限で、超えた利益は没収されます。規約には、ギャンブル的な取引をすると、この上限の期間がさらに3回延びるとも書かれています。

Q. SuperFunded の出金はいつからできますか?

口座を開いてから14日後に最初の申請ができ、そのあとは前回の申請から14日ごとです。分配後で$100以上から申請できます。出金の段階では、1 Step は3日、2 Step は5日の最低取引日数も必要です。審査で電話やビデオ通話を求められることがある、と規約に書かれています。

Q. SuperFunded の参加費は返金されますか?

されません。規約では、口座ができて取引を始めた時点で参加費は返金不可です。以前あった「出金成功で返金」のアドオンは、2025年10月14日に新規販売が終わっています。

Q. SuperFunded と Eightcap Challenges は同じ会社ですか?

規約の契約相手はどちらも Eightcap International Ltd です。ルールの書き方もよく似ていますが、目標・最大損失・利益上限・分配は違います。制限国のリストに日本は入っていません。

Q. 自分の条件で回したい

シミュレーションのエンジンと、この記事のプラン設定(JSON)を公開しています。python sim-prop-ev.py superfunded.json で、この記事の表と同じ数字が出ます。分配を90%に変えたり、クーポン後の価格にしたりして回せます(Python と numba が必要です)。

関連

出典: SuperFunded「Challenges」「FAQs」「Rules and Conditions V.2(2026年8月31日版)」「General Terms and Conditions」。いずれも2026年9月27日確認。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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