🧪 検証

Fundoraの期待値は?|2ステップを口座サイズ別に1年シミュレーションすると、Standard(2,000万円)が一番得【2026年9月】

公開日: 2026/9/27

※ ルールと価格は2026年9月27日に Fundora の公式サイト(料金表・取引ルールガイド・FAQ・利用規約)で確認しました。Fundora は円建てなので、参加費を「口座サイズに対する割合」にそろえ、$100K 相当の金額で表示しています(例:2,000万円の口座で ¥99,999 なら口座の0.500%なので、$100K 相当で$500)。

結論

  • Fundora のルールは全サイズ共通なので、差がつくのは参加費の割合だけです。口座に対して一番安い Standard(2,000万円・¥99,999=0.500%)がどの条件でも1位でした。1回1%・実力「中」で1年 +$21,319($100K 相当)です。
  • 受け取る報酬の平均はどのサイズでもほぼ同じで、差は買い直しの代金だけです。一番小さい Entry(250万円・1.080%)は、Standard の2倍以上の割合を払うので、実力ゼロ〜小では差が大きく開きます。
  • 同じ条件の 4社比較と比べると、Standard は Fintokei のチャレンジ(+$21,609)とほぼ同じ水準です。目標・日次・最大損失・分配がほぼ同じで、参加費の割合も近いからです。
  • ただし Fundora には 「1回の損失が有効証拠金の1%を超えない」という1%ルールがあります。この記事の「1回1.5%」は Fundora では警告・失格の対象になるので、参考として見てください。1回1%でもコスト込みでは1%をわずかに超えます。
  • 実力ゼロ(勝率50%)では、1回0.5%と1%ではどのサイズもマイナスです。プランの選び方で勝ちが生まれるわけではありません。

Fundoraのプラン($100K 相当)

評価ルールは全プラン共通で、違うのは口座サイズと参加費だけです(公式の料金表に「評価ルールは全プラン共通です」と書かれています)。

StandardProfessionalGrowthEntry
口座サイズ2,000万円4,000万円1,000万円250万円
価格¥99,999¥249,999¥66,999¥26,999
口座に対する割合($100K 相当)0.500%($500)0.625%($625)0.670%($670)1.080%($1,080)
目標8%→5%同左同左同左
日次損失5%(毎日 朝6時〈冬は7時〉の有効証拠金が基準)同左同左同左
最大損失10%(初期残高が基準・動かない)同左同左同左
出金後の最大損失動かない(初期残高の90%のまま)同左同左同左
最低日数各フェーズ3取引日同左同左同左
一貫性評価はなし/プロ口座は33.3%ルール同左同左同左
分配80%80%80%80%
参加費の返金公式サイトに返金制度の記載なし同左同左同左
報酬のタイミング初回はプロ口座の初取引から28日後、以降14日ごと同左同左同左
報酬の上限1回目は初期残高の10%、2回目は15%まで(分配後の金額)同左同左同左
報酬の下限報酬が1万円未満なら14日延期同左同左同左
1回のリスク有効証拠金の1%を超える損失は警告の対象(改善しなければ失格)同左同左同左

6,000万円の Master(¥449,999・0.750%)もありますが、割合では Professional と Growth の間なので省きました。

33.3%ルールは、プロ口座で報酬を受け取るときの条件です。「一番利益が大きかった日 ÷ 合計の利益」が33.33%以下でないと、報酬の受け取りが14日延期されます。失格ではなく、取引を続けて比率を下げれば受け取れます。評価(フェーズ1・2)にはかかりません。

報酬の上限は、1回目が初期残高の10%、2回目が15%です(分配80%をかけたあとの金額)。2,000万円の口座なら1回目は200万円までです。3回目以降の上限は、公式サイトで確認できませんでした。シミュレーションでは、全回を1回目と同じ上限(分配前で初期残高の12.5%)にしています。

シミュレーションの前提

見本の4社比較と同じ前提です。

固定したもの

  • 1年(250営業日)・1日最大3トレード・利確と損切りは1:1
  • 1日の損失は初期残高の2.5%まで(次に負けたら2.5%を超える日は、その日はそれ以上張らない)
  • ロットは初期残高の r% で固定、ポジションは1つずつ
  • コストは1トレードあたりリスクの5%(勝ちは+0.95R、負けは−1.05R)
  • 失格したら同じプランを買い直す、スケーリングなし、年末に口座に残った利益は数えない
  • 初回の報酬はファンド到達から20営業日後(28日)、以降は10営業日(14日)ごと
  • 33.3%ルールは、報酬の日に「一番良い日 ÷ プラスの日の合計」が33.3%を超えていたら次のサイクルに延期
  • 各条件2万回

動かしたもの

  • プラン(口座サイズ=参加費の割合)
  • 実力:勝率 50%(ゼロ)/52%(小)/55%(中)/58%(強)
  • 1回のリスク r(0.5%・1.0%・1.5%)
  • 出金のときに口座へ残す利益の量(プランごとに一番いい量を選んだ。Fundora ではどの条件でも「残さない」が一番でした)

このモデルに入れていないもの

  • 1%ルールの警告・失格(1回1.5%は本来この対象です)
  • 20秒以内の決済の禁止、30日間取引がないと終了する決まり、複数口座のルール
  • 33.3%ルールの細かい計算。公式の分母は「合計の利益(現在の残高 − 初期残高)」で、負けた日も引かれます。モデルは「プラスの日の合計」を分母にしているので、公式より少し甘い判定です。逆に、モデルでは評価中にも同じ判定がかかるので、合格が少し遅れる方向に働きます
  • 3回目以降の報酬の上限(公式で未確認)
  • 1ロットあたり片道$3の取引手数料は、コスト(リスクの5%)の中に含まれる前提です

期待値の計算式

1トレードの期待値

利確と損切りが1:1で、コストを1トレードあたりリスクの5%(0.05R)とすると、勝ったときは +0.95R、負けたときは −1.05R です。勝率を p とすると、

1トレードの期待値 = p × 0.95R − (1 − p) × 1.05R = (2p − 1.05) × R

実力勝率 p1トレードの期待値
ゼロ50%−0.05R
小52%−0.01R
中55%+0.05R
強58%+0.11R

1年間の期待値

1年間の期待値 = 1年間に受け取る報酬の平均 − 払った参加費の平均

  • 受け取る報酬 = 出金額 × 分配率(80%)。1回あたり初期残高の10%(分配後)が上限
  • 払った参加費 = 参加費 × 1年間に買った回数(失格するたびに買い直す)

Fundora には参加費が戻る仕組みがないので、式は2つの項だけです。損は「参加費 × 買った回数」で打ち止めになり、合格した口座からの報酬は上に伸びます。この形なので、1トレードの期待値がわずかにマイナスでも、1年間ではプラスになる条件が出てきます。平均は式では出せないので、ルールどおりに1年間の取引を2万回まわして平均を取りました(モンテカルロ法)。

ドル円での具体例

2,000万円の口座で1回1%なら、リスクは20万円です。ドル円(1ドル=150円)の1pipは1ロット(10万通貨)で1,000円なので、損切り30pipsなら 200,000円 ÷(30pips × 1,000円)= 約6.7ロットです。スプレッドと手数料が往復1.5pipsなら、コストは1.5 ÷ 30 = リスクの5%で、この記事の前提と同じ重さになります。Fundora の手数料は1ロット片道$3(往復$6=約0.6pips)なので、スプレッドが1pips前後ならこの範囲に入ります。ロット数と実効レバレッジの詳しい表は4社比較の記事にあります。

1回0.5%

1年間の手取り − 参加費の平均($100K 相当)です。

実力Standard 2,000万円Professional 4,000万円Growth 1,000万円Entry 250万円
ゼロ−$1,329−$1,704−$1,838−$3,067
小+$55−$212−$301−$1,158
中+$7,271+$7,098+$7,053+$6,520
強+$21,964+$21,827+$21,792+$21,382

黒字になる確率(Standard):ゼロ 4%/小 19%/中 72%/強 98%

1回1.0%

実力Standard 2,000万円Professional 4,000万円Growth 1,000万円Entry 250万円
ゼロ−$900−$1,689−$1,966−$4,521
小+$4,328+$3,721+$3,512+$1,562
中+$21,319+$20,926+$20,794+$19,541
強+$48,889+$48,641+$48,552+$47,743

黒字になる確率(Standard):ゼロ 22%/小 53%/中 91%/強 100%

円にすると、Standard(2,000万円)の「中」+$21,319 は口座の21.319%なので、1年で約426万円の手取り(参加費を引いたあと)に当たります。

1回1.5%

Fundora では1回1.5%は1%ルールに反します。 比較のための参考値として見てください。1回1.5%だと、1回負けた時点で次に負けると2.5%を超えるので、その日はそこで止まります。

実力Standard 2,000万円Professional 4,000万円Growth 1,000万円Entry 250万円
ゼロ+$571−$425−$784−$4,031
小+$7,067+$6,259+$5,968+$3,353
中+$25,284+$24,717+$24,515+$22,687
強+$54,463+$54,082+$53,944+$52,846

黒字になる確率(Standard):ゼロ 34%/小 60%/中 91%/強 99%

差がつく理由

プラン効いている要素
Standard(2,000万円)参加費が口座の0.500%で全サイズ最安。ルールは同じなので、そのまま1位になる
Professional(4,000万円)0.625%。大きい口座ほど安いわけではなく、Standard より割高
Growth(1,000万円)0.670%。Professional とほぼ同じ
Entry(250万円)1.080%で Standard の2倍以上。失格して買い直すたびに差が広がる

受け取る報酬の平均は、どのサイズでもほぼ同じでした(1回1%・中で約$22,860)。ルールが同じなので当然です。差はすべて「払った参加費」から来ています。実力が低いほど失格して買い直す回数が増えるので、割高なサイズとの差が大きくなります。実力「強」ではほとんど失格しないので、差は数百ドルに縮みます。

Fundora 独自の決まりの重さも、Standard で確かめました。33.3%ルールを外すと、1回1%・中は +$21,319 → +$21,983(+$664)、1回1.5%・中は +$25,284 → +$28,271(+$2,987)でした。報酬の上限(1回10%)を外しても、1回1%・中は +$21,355 と $36 しか変わりません。このモデルの張り方では、上限より33.3%ルールのほうが効いており、大きく張るほど重くなります。1日で大きく取る手法だと、さらに効いてきます。

初回の報酬までプロ口座で28日待つことも、ほかの会社(14日が多い)より不利な点です。この記事の数字にはその待ち時間が入っています。

どれを買うか

あなたの状況おすすめ
予算が10万円あるStandard(2,000万円・¥99,999)
予算が少ない・まず試したいGrowth(1,000万円・¥66,999)。Entry は割高
4,000万円以上の枠がほしいStandard を2つ(複数口座は合計6,000万円まで)のほうが Professional 1つより割安
1回のリスクを1%以上取る手法Fundora は向かない(1%ルール)
1日で大きく取る手法33.3%ルールで報酬が延期されやすい
円で入出金したい・日本語で相談したいFundora は円建て・国内銀行振込・日本語サポート

複数口座の保有は2025年12月10日から解禁されていますが、口座間のヘッジや、同じ銘柄を同じ方向にほぼ同時に建てる「ミラーリング」は禁止です。同じ手法を複数口座で回すときは、利用規約の複数口座ルールを確認してください。

よくある質問

Q. Fundora の期待値はプラスですか?

実力しだいです。勝率55%(1トレードの期待値 +0.05R)なら、Standard で1回1%のとき1年 +$21,319($100K 相当、2,000万円なら約426万円)でした。勝率50%では1回0.5%・1%ともマイナスです。プロップの仕組みで少し有利にはなりますが、実力がなければプラスにはなりません。

Q. Fundora はどの口座サイズを買うのが得ですか?

口座に対する参加費の割合が一番低い Standard(2,000万円・¥99,999) です。評価ルールは全サイズ共通なので、割合が低いほどそのまま期待値が上がります。Entry(250万円)は割合が Standard の2倍以上です。

Q. Fundora の参加費は返金されますか?

2026年9月27日時点で、合格や報酬で参加費が戻る制度は公式サイトに見当たりませんでした。FTMO(初回報酬で返金)や Fintokei(スケーリング道場の白帯で同額)と違う点です。シミュレーションでも返金なしで計算しています。

Q. Fundora の報酬(出金)はいつから、いくらまで受け取れますか?

初回はプロ口座で最初に取引してから28日後、2回目以降は14日ごとです。上限は1回目が初期残高の10%、2回目が15%(分配80%をかけたあと)です。報酬が1万円未満のときや、33.3%ルールを満たしていないときは14日延期されます。支払いは国内銀行送金で、審査後2〜3営業日が目安です。

Q. 1%ルールに引っかかると失格ですか?

1回の違反で即失格ではありません。公式 FAQ では、リスクチームから警告を受けても改善しない場合に失格となりうる、とされています。基準は「有効証拠金の1%を超える損失が一時的にでも発生すること」で、相関の高いポジションの合計や、損切りを置かない取引も対象です。

Q. 自分の条件で回したい

シミュレーションのエンジンと、この記事の設定ファイル(Fundora)を公開しています。python sim-prop-ev.py fundora.json で同じ表が出ます。勝率・ロット・価格を書き換えて回せます(Python と numba が必要です)。

関連

出典: Fundora「公式サイト(評価プラン)」「取引ルールガイド」「合否判定基準と合格後のプロセス」「33.3%ルール」「リスク1%トレーディングの基準」「報酬お支払いについて」「よくある質問」「利用規約」。いずれも2026年9月27日確認。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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