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複数口座の上限を14社調べた|The5ersは「各口座で違う手法」が必須、FTMOはチャレンジ無制限【2026年9月】

公開日: 2026/9/4更新日: 2026/9/27

※ ファーム固有のルールは頻繁に更新されます。特に上限や複数口座の扱いは変更が多いため、口座を買う前に必ず各社公式でご確認ください。本記事は2026年9月4日時点の調査に基づきます。

見落としやすい「合計資金の上限」

プロップファームを比較するとき、価格・利益目標・DD・配分率は誰でも見ます。しかし**「口座をいくつまで持てるか」を先に確認する人は多くありません。**

複数口座を回す前提なら、ここが最初の制約になります。1口座20万ドルの会社でも、合計上限が30万ドルなら2口座目は10万ドルしか置けません。

14社を調べたところ、上限は30万ドルから425万ドルまで14倍の幅がありました。さらに**「チャレンジ中の口座も枠を消費するか」が社によって正反対**で、これが実務上いちばん効きます。

一覧:主要8社

ファーム合計上限チャレンジ中は枠を消費するか
SuperFunded$900,000—
FTMO$400,000消費しない(Funded口座のみ対象)
Funding Pips$400,000消費する(Evaluation含む)
Hantec Trader$400,000—(Instant口座は同時1つ、Instant24は別枠で3つまで)
Fundora6,000万円—
Fintokei6,000万円ProTrader到達後が対象
FundedNext$300,000消費しない(合格後から対象)
The5ers3口座(サイズ組合せ固定)—

追加で調べた6社

ファーム合計上限備考
E8 Markets$4,250,000世帯・同一IPで合算
Funded7$1,000,000同一構成の組合せは$400,000に下がる場合あり
Blueberry Funded$450,000同時3口座まで
Alpha Capital$400,0001戦略あたり$300,000・世帯単位
PipFarm$300,000スケーリングで1口座を育てる設計
ThinkCapitalチャレンジ無制限Funded段階はプラットフォーム次第

E8 Marketsの425万ドルは今回の調査で最大でした。ただし世帯単位・同一IPで合算されるため、家族で使う場合やVPS共有では合計が上限になります。

いちばん効くのは「チャレンジ中を数えるか」

チャレンジを数多く回す運用では、上限そのものより評価段階の口座が枠を食うかどうかが決定的です。

FTMOとFundedNextは、チャレンジ段階の口座を枠に数えません。 FTMOは「チャレンジ・ベリフィケーション口座は無制限に持てる」と明記しており、40万ドルの上限はFunded到達後にだけ適用されます。FundedNextも合格するまでは枠外です。

つまり評価中の口座はいくつでも並行できるということです。チャレンジの回転で稼ぐ設計なら、この2社は上限が実質的に効きません。

一方でFunding Pipsは、Evaluation・Master・Primeのすべてを合算して40万ドルです。 同じ40万ドルでも意味がまったく違います。$100K口座なら評価中を含めて4つまでで、5つ目は買えません。上限の数字だけ見て「FTMOと同じ」と判断すると外します。

The5ersは「各口座で異なる手法」が必須

The5ersは他社と設計思想が違います。

まず口座サイズの組み合わせが固定されています。High Stakesで同時に持てるのは次の3つです。

  • $5K を1つ
  • $10K または $20K を1つ
  • $60K または $100K を1つ

同じサイズを複数持てません。$100Kを3つという構成は不可能で、合計でも最大12.5万ドル程度にしかなりません。

そしてもうひとつ、公式が明示しているのがこれです。

Each account must have a different trading method.(各口座は異なる取引手法でなければならない)

同じEA・同じ戦略を複数口座で走らせる運用は、規約に抵触します。

複数口座に同一の自動売買を展開したい場合、The5ersは選択肢から外れます。逆に「口座ごとに別の手法を試したい」なら、この設計は理にかなっています。利益配分100%まで伸びる点を含めて、手法を分散させるトレーダー向けの会社です。

Alpha Capitalの「1戦略30万ドル」

The5ersほど厳格ではありませんが、Alpha Capitalにも戦略に関する制約があります。

全体の上限が40万ドルなのに対し、1つの戦略あたりは30万ドルまで。しかも同社は銘柄ごとに別戦略として数えます。

つまり同じ通貨ペアを複数口座で回す場合、合計30万ドルを超えられません。銘柄を分ければ枠が増えるので、同一EAを複数銘柄に展開する運用なら問題になりにくい構造です。逆に1銘柄に集中させる設計とは相性が悪くなります。

SuperFundedは枠が広いが同一IPに注意

SuperFundedは合計90万ドルで、主要8社では最大です(全14社ではE8 Marketsの425万ドルが最大)。1口座の上限は20万ドルなので、$200Kを4〜5口座という構成が組めます。

ただし条件があります。同一人物が複数プロフィールを作ることは禁止で、関連するIPアドレスから複数アカウントが検出されるとFair Use Policy違反になります。

これは1台のVPSで複数口座を回す人に直接効きます。枠を増やそうとしてプロフィールを分けると、逆にすべて失うという構造です。複数口座は必ず同一プロフィール内で持ってください。

同一IPの扱いは他社でも規定があることが多く、VPS共有を前提にするなら全社で確認する価値があります。

円建て2社は枠が読みやすい

FundoraとFintokeiは円建てなので、日本の利用者には枠が把握しやすい設計です。どちらも合計6,000万円が上限です。

Fintokeiは円建て口座とUSD口座で枠が別管理になっている点が特徴です。両方使えば実質的に枠を広げられます。ただしProTrader(STEP3)到達後の合計が対象で、上限に達すると既存口座が解除されるまで新規の移行が保留されます。速攻プロプランは2,000万円と別枠です。

Fundoraは複数口座間のヘッジ取引が禁止されています。同一戦略を複数口座で回すこと自体は問題ありませんが、口座をまたいで反対売買が同時に発生する構成は避けてください。

Hantecは合計40万ドル、Instantは口数でも制限

Hantec Traderは合計40万ドルです。$100K口座なら4つ、$200Kなら2つまで置けます。これとは別に、評価なしのInstant口座は同時に1つまで、Instant24は別枠で3つまでという口数の制限があります。

EAを使う場合は1つのEA・戦略あたり40万ドルまでで、そもそも同じEA戦略を複数口座や複数人で使うことが認められていません。同一EAを横展開する設計には向かないので、口座ごとに手法を分けるか、複数社への分散が前提になります。

実務としてどう組むか

チャレンジを回転させる運用なら、FTMOとFundedNextの「チャレンジ枠外」が効きます。 評価中の口座数に制限がないので、同時に何本も走らせられます。

同一戦略を横展開するなら、The5ersは避けてください。 手法の重複が規約違反になります。

枠を最大化したいならE8 MarketsかSuperFunded。 ただしE8は世帯・同一IPで合算、SuperFundedは複数プロフィール禁止という条件があり、どちらもVPS共有時は注意が要ります。

複数社に分散するのが結局は安全です。 1社あたり30〜40万ドルが相場なので、まとまった規模を運用するなら分散は選択ではなく必然になります。加えて、ATFundedのようにサービスが停止する事例もあるため、1社集中は運用面でもリスクです。

調べきれなかった5社

ForgeOfTraders・FundedElite・FundedHive・LarkFunding・TradingCultは、公式・二次情報とも合計上限の明記を見つけられませんでした。

**記載がない=制限がない、ではありません。**規約の細部に書かれているか、問い合わせベースで運用されている可能性があります。これらを複数口座で使う予定があるなら、購入前にサポートへ直接確認してください。

なおATFundedは2026年6月からサービスを一時停止中のため、今回の調査対象から外しています。

確認しておくべき3点

口座を買う前に、次の3つを公式で確認することをおすすめします。

1. 合計上限と、チャレンジ中が枠に入るか。 同じ「40万ドル」でもFTMOとFunding Pipsでは意味が違いました。

2. 同一戦略の複数口座での使用可否。 The5ersのように明示的に禁じている社があります(HantecもEAは同一戦略の複数口座利用が不可)。コピートレード禁止規定が、自分の口座間にも適用されるかも確認してください。

3. 同一IP・複数プロフィールの扱い。 VPSを共有するなら必須の確認事項です。ここに抵触すると、個別の口座ではなくアカウント全体が対象になり得ます。

まとめ

複数口座の上限は30万ドルから425万ドルまで14倍の幅があり、「チャレンジ中の口座が枠を消費するか」が社によって正反対でした。

The5ersは各口座で異なる取引手法を求めるため、同一EAの横展開ができません。口座サイズの組み合わせも固定されており、合計でも12.5万ドル程度が上限です。

SuperFundedは90万ドルと枠が最大ですが、同一IPからの複数プロフィールを禁止しています。

価格や利益目標より先に、この「枠」を確認したほうが結果的に遠回りになりません。買ってから上限に気づくと、その口座は使えないまま残ります。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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