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途中で戦略を変えていいか|20社の一貫性ルールを調べたら扱いが正反対だった【2026年9月】

公開日: 2026/9/4更新日: 2026/9/27

※ ファーム固有のルールは頻繁に更新されます。特に一貫性ルールは後から追加・変更されることがあるため、必ず各社公式でご確認ください。本記事は2026年9月4日時点の調査に基づきます。

「途中で手法を変えていいか」は社によって正反対

チャレンジをEAで通したあと、Funded口座では別のやり方にしたい。あるいはPhase1とPhase2で戦略を変えたい。

この扱いが、社によってまったく違います。「自由」と「明確に禁止」が同居しているので、共通ルールだと思って動くと事故ります。

20社を調べた結果を整理します。

明確に制限している社

FundedNext:同じ戦略の維持が求められる

公式が次のように明記しています。

チャレンジとFundedNext口座を通じて、同じ戦略を維持することが期待される

そして具体的に禁止されているのがこれです。

EA・botでチャレンジを通してから、Funded口座で手動に切り替える(またはその逆)は禁止。

理由は「チャレンジ段階で証明された手法がシステムに認識されているため」とされています。自動売買で合格した実績に対して、Funded口座で別のことをするのは想定外という考え方です。

加えて評価モデルには一貫性ルールがあり、同一戦略の重複も禁止されています。手法を固定して運用する前提の設計なので、途中変更を織り込むなら他社を検討したほうが無難です。

Hantec Trader:プラン内で正反対

同じ会社なのにプランで扱いが分かれます。

プラン整合性ルール
Expressなし
Enhancedなし(手法変更は自由)
EnhancedX35%(評価段階+Funded後の出金にも適用)
Enduranceなし

EnhancedXの35%は「最も良い取引日の利益 ÷ 総利益」で、日末のエクイティを基準に判定します。Funded後の報酬請求にも適用されるため、手法を変えて1日に大きく取ると、その月の出金がブロックされる可能性があります。

EnhancedXは最低取引日数がない代わりにこの制限がある、という設計です。手法を動かす前提ならEnhancedを選ぶべきです。ただしEnhanced(とExpress)は初回出金で最大損失のラインが初期残高に固定されるため、出金後は余裕が出金額ぶん減ります。出金しながら回すなら、一貫性ルールがなく出金してもラインが動かないEndurance(3ステップ)も候補です。

FTMO:Funded口座でBest Day Rule

利益目標の範囲内なら手法変更そのものは制限されません。ただしFunded口座では**Best Day Rule(50%)**が適用されます。

1日の利益が総利益の50%を超えると出金時の調整対象になります。手法を変えた結果として特定の日に利益が集中すると、ここに当たります。

Forge of Traders:一貫性スコア50%

同様に、1日の利益が総利益の50%を超えないよう分散させる必要があります。

自由な社

Fintokei:一貫性ルールなし、後付けもしない

チャレンジプラン(ProTrader)と速攻プロプラン(SwiftTrader)には一貫性ルールがありません。利益目標と損失制限さえ守れば、稼ぐペースは自由です。

同社は後付けでルールを追加しないことを明言しています。この点は運用者にとって大きい。ルールが後から変わる不安がないので、長期の運用計画が立てられます。

ただし入門プラン(StartTrader)だけは「1日の利益が利益目標の40%を超えない」という制限があります。

Fundora:チャレンジ中は自由、プロ口座のみ33.3%

Step1・Step2には一貫性ルールがないため、評価段階では手法を自由に変えられます。

2025年7月に導入されたプロ口座には「33.3%ルール」(1日の最大利益 ÷ 累計利益 ≦ 33.33%)がありますが、違反しても即失格ではありません。報酬が一時保留されるだけで、追加のトレードで調整できます。

「即失格ではない」という設計は、運用上かなり違います。うっかり超えても取り返しがつきます。

中間の社

E8 Markets はチャレンジ段階に一貫性ルールがなく、パフォーマンス(Funded)段階でBest Day Ruleが適用される場合があります。評価中は自由でも出金段階で効くタイプです。

Blueberry Funded、Alpha Capital は一貫性ルールを設けている社に分類されます。手法変更そのものを禁じる規定は確認できませんでしたが、変更の結果として利益が偏ると判定に影響します。

**※2026年9月追記:Funding Pipsは「自由」に分類し直しました。**当初は一貫性ルールのある社として記載していましたが、公式のAccount Policyを直接確認したところ「You can trade the way you want, shaping your strategy to match your skills and insights」と明記されており、一貫性ルールはありませんでした。詳細は戦略を変えられないプロップファームを公式規約で調べたを参照してください。

Alpha Capitalには加えて1戦略あたり30万ドルという上限があり、銘柄ごとに別戦略として数えます。手法や銘柄を変えると枠の計算が変わるため、複数口座を運用するなら変更前に再計算が必要です。

確認できなかった社

SuperFunded・ThinkCapital・Funded7・FundedElite・FundedHive・LarkFunding・PipFarm・TradingCultは、公表情報から明確な規定を確認できませんでした。

**記載がない=制限がない、ではありません。**規約の細部に書かれているか、運用で判断されている可能性があります。

実務としてどう確認するか

サポートへの質問は、抽象的だと曖昧な答えが返ってきます。具体的に聞くのがコツです。

「EAでチャレンジを通過した後、Funded口座で別のEAに変更することは可能ですか」

この聞き方なら、FundedNextのような「同一戦略の維持」規定があるかが一発でわかります。

複数口座を持つなら、もう一問。

「同じEAを、口座ごとに異なる通貨ペアで使うことは可能ですか」

「同じEAを使えますか」だと否定されやすいですが、銘柄違いを別戦略と見なすかを直接聞けます。Alpha Capitalは「銘柄ごとに別戦略」と明記しているので、他社の回答と比較する材料になります。

まとめ

「途中で戦略を変えていいか」に共通ルールはありません。

FundedNextは同一戦略の維持を求め、EA→手動の切り替えを明確に禁止。Hantecは同じ会社でもEnhancedは自由・EnhancedXは35%制限(2026年9月に45%から変更)と正反対。FintokeiとFundoraのチャレンジ段階は自由です。

そして重要なのが**「いつ効くか」**です。評価段階では自由でも、Funded後の出金段階で一貫性が効く社があります(E8 Markets・FTMO・Hantec EnhancedX)。通ってから気づくと、出金できないまま口座を抱えることになります。

手法を動かす前提で運用するなら、購入前に一文で確認しておくのが結局は早道です。

この記事を書いた人

ホソノP |プロップファーム攻略の人

自分のお金でチャレンジを買い、出金まで記録して検証しています。記録した出金は Fintokei・Fundora・Funded7 で合計 610万円、The5ers で $4,776(2026年9月時点)。半裁量EA「ELDRA」の作者。

プロフィールと出金実績X @hosono_p

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